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3連勝中の福岡が“初づくし”の勝ち点1…山形は4戦連続ドロー

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[3.26 J2第5節 山形0-0福岡 NDスタ]

 NDソフトスタジアム山形で行われたモンテディオ山形アビスパ福岡の一戦は、スコアレスドローに終わった。アウェーの福岡は連勝が3でストップ。今季初の引き分けとなり、さらに無得点と無失点も今季初めてとなった。

 ホーム2連戦の山形は前節からスタメンを2人変更。3-4-2-1の左センターバックをDF石川竜也からDF茂木力也に、左ウイングバックをMF高木利弥からMF瀬川和樹に変えた。一方、3連勝中の福岡は、ドイツ遠征中のU-20日本代表に招集されているDF冨安健洋を含む先発4人を入れ替え。システムも開幕から継続していた4-4-2ではなく、今季初めて3-4-2-1でスタートした。

 試合は左サイドを中心に攻撃を仕掛ける山形に対し、福岡がFWウェリントンの高さを生かしたセットプレーでゴールをうかがう展開。前半20分、福岡はMF駒野友一の右CKからボールがこぼれ、最後はPA内左のFW石津大介が左足で狙うも、先制点には結びつかず。同27分には右サイド後方からのFKを駒野が蹴り、ウェリントンが頭で合わせるが、ゴール左に外れた。

 福岡はさらに前半35分、左CKから得点のチャンス。キッカーの石津が高い弾道でゴールに向かうボールを入れると、ウェリントンがヘディングでネットを揺らす。しかし、その前に中央の競り合いで味方がファウルを取られ、得点は認められなかった。

 思うように攻撃の形を作れずにいた山形。前半40分にカウンターを仕掛け、左サイドを突破した瀬川が低いクロスを送る。MF瀬沼優司が落とし、PA手前中央で受けたMF風間宏希が右の足裏で後方に流すと、MF鈴木雄斗が右足でダイレクトシュート。相手DFにブロックされ、セカンドボールを自ら拾った鈴木が今度は左足を振り抜くが、枠を外してしまった。

 前半をスコアレスで折り返すと、後半6分に福岡FW松田力が負傷。MF本田拓也にアプローチをかけた際に着地で左足首をひねってしまい、同8分にFWウィリアン・ポッピとの交代を余儀なくされた。

 アクシデントで交代枠を1つ使うことになった福岡だが、投入されたウィリアン・ポッピが攻撃力を発揮する。後半21分には左CKから石津が右足でインスイングのクロスを供給し、マークを外したウィリアン・ポッピがヘディングシュート。しかし、クロスバーに嫌われ、好機を生かすことはできなかった。

 後半の山形は途中出場のMF汰木康也を中心に攻撃を展開する。後半24分、PA右のライン付近から瀬沼が右足で折り返し、PA内中央の汰木が右足で合わせるが、シュートは枠を大きく外れた。後半32分には相手陣内の中央で汰木がファウルをもらい、FKを獲得。キッカーの鈴木が右足でゴール右隅を狙ったシュートを放つも、GK杉山力裕が横っ飛びで弾き出し、得点は許さなかった。

 さらにアディショナルタイムが5分と表示された直後、左サイドで相手DFとの1対1を制した汰木がゴールライン際から左足で折り返し、ファーのDF山田拓巳がフリーでヘディングシュート。山形にとってはこの日最大の決定機だったが、コースが甘く、GK杉山に阻まれた。

 そのまま両チームとも譲らず、0-0で終了のホイッスル。山形は4試合連続のドローとなり、福岡は4連勝を逃した。


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