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アンリが現役時代にゴールを喜ばなかった理由が明かされる

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アーセナル時代のティエリ・アンリ

 現役時代にアーセナルで多くの得点を挙げたティエリ・アンリ氏だが、ゴール後に笑顔を見せることはほとんどなかった。その理由について、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトで語っている。

 アンリ氏は現役時代にアーセナルで226得点、フランス代表で51得点を記録。多くのゴールでファンを喜ばせたが、アンリ氏自身の笑顔を見ることができた者はどれほどいただろうか。現在ベルギー代表のコーチングスタッフを務めるアンリ氏がUEFAに語ったところによると、得点後に笑わなかったのは「父の教育」が理由だったようだ。

「ユース時代の試合で6-0の勝利を収め、私が6ゴール全てを決めた。でも帰り道、父は私のミスを全て挙げていったんだ。もうたまらなかったよ。まだ12歳か13歳だったからね。それからというもの、ゴールを決めた試合のあとも、外したシュートのことばかり考えるようになった。『なぜあのチャンスで決められなかったんだ』と自分に問いかけていたのさ」

 幼少期の父親とのエピソードを明かしたアンリ氏。どんなゴールにも満足しないストイックな性格こそが世界最高クラスのストライカー“ティエリ・アンリ”の源となっていたのかもしれない。


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