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香川が優しいラストパスで先制アシストも…90回目のルールダービーはドロー決着

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先制点のFWピエール・エメリク・オーバメヤンがマスクをかぶってアシストのMF香川真司と喜ぶ

[4.1 ブンデスリーガ第26節 シャルケ1-1ドルトムント]

 ブンデスリーガは1日、第26節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でシャルケと対戦し、1-1で引き分けた。香川は公式戦4試合連続で先発し、3-4-2-1の2シャドーの一角で後半42分までプレー。後半8分には先制点をアシストしたが、チームはその後追いつかれ、リーグ戦90回目、公式戦通算150回目のルールダービーは引き分けに終わった。

 ドルトムントは前半4分、左サイドのスペースに飛び出したMFウスマン・デンベレがドリブルでDFをかわしてPA内に切れ込むが、シュートは打ち切れない。拮抗した展開が続く中、同30分にはデンベレが右足ミドルを狙ったが、枠を捉えられなかった。

 前半34分には浮き球を香川がワンタッチでつなぎ、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが右サイドを抜け出す。そのままフィニッシュまで持ち込んだが、GKの好セーブに阻まれ、先制点とはならなかった。

 スコアレスで折り返した後半8分、ドルトムントが鮮やかなカウンターから先制点を奪う。デンベレが中央をドリブルで持ち上がり、前線を走る香川にスルーパス。オフサイドラインぎりぎりの位置から飛び出した香川がGKを引き付けて横に流し、オーバメヤンが右足で無人のゴールに流し込んだ。

 ベンチから受け取ったマスクをかぶり、香川と肩を組んでゴールを喜ぶオーバメヤン。ゴールパフォーマンス後にイエローカードを受けたが、5戦連発となる今季通算24ゴール目で貴重な先制点をもたらした。香川は2試合ぶり今季3アシスト目。ルールダービー通算5得点目はならなかったが、要所要所でボールに絡んでチャンスメイクし、アシストという結果も残した。

 ドルトムントは後半29分、香川からスルーパスを受けたデンベレがPA内左に切れ込み、右足でシュートを打ったが、惜しくも右ポストを直撃。絶好の追加点のチャンスを逃すと、シャルケは同32分、MFレオン・ゴレツカのヒールパスをDFティロ・ケーラーが右足でゴール左隅にねじ込み、1-1の同点に追いついた。

 試合は激しさを増し、終盤には両チームの選手が入り混じっての小競り合いも起きたが、スコアは動かず、1-1のままタイムアップ。リーグ戦でのルールダービーは3試合連続ドローに終わり、通算成績はドルトムントの32勝28分30敗となった。

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