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東京Vが5連勝で首位浮上!!途中出場MF安西の658日ぶり弾で岡山破る

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[4.2 J2第6節 岡山0-1東京V Cスタ]

 東京ヴェルディが敵地で苦しみながらもファジアーノ岡山を1-0で退けた。2015年8月以来の5連勝を果たした東京Vは、湘南を抜いて首位に浮上。次節はその湘南をホームに迎える。

 前節の群馬戦(2-1)で2試合連続の逆転勝利を収めた岡山だが、MF渡邊一仁、FW藤本佳希、FW赤嶺真吾が負傷交代した。その3人に加えてDF久木田紳吾、MF加地亮もスタメンを外れ、前節からのメンバー変更は5人。流通経済大から今季加入のFW塚川孝輝がプロ入り後初、DF竹田忠嗣とFW片山瑛一が今季初、MF澤口雅彦が3試合ぶり、FW大竹洋平が4試合ぶりの先発となり、3-4-2-1の布陣で臨んだ。

 対する東京Vも、前節の岐阜戦(1-0)でMF井上潮音が負傷交代。今季加入の37歳MF橋本英郎が移籍後初スタメンを飾り、ボランチの代役を務めた。その他の10人は前節と同じ顔触れ。開幕から継続する3-4-2-1のフォーメーションで2015年8月以来の5連勝を狙った。

 互いに連勝を伸ばすべく挑んだ一戦。ファーストチャンスはホームの岡山に訪れた。前半10分、高い位置で片山がプレッシャーをかけてボールがこぼれると、PA手前中央で拾った大竹が複数の相手DFを引き付けながらキープ。大竹のパスをもらった片山が右足でミドルシュートを打つが、GK柴崎貴広に正面でキャッチされた。

 逆に東京Vは前半12分にアクシデント。DF永田充が負傷し、DF畠中槙之輔との交代を余儀なくされる。東京Vは前節の井上に続き、またしても前半のうちに戦術的な理由以外で1枚目のカードを使うことになった。

 ハイペースで試合を進める岡山は前半17分にも得点機を迎える。MF伊藤大介がワンタッチで浮き球のスルーパスを送り、PA内右に抜け出した塚川が右足でシュート。しかし、再びGK柴崎に阻まれた。

 東京Vも前半19分に反撃。左ウイングバックのMF安在和樹からのサイドチェンジを右のMF高木大輔が受け、相手DFと間合いを取った状態から右足でクロスを上げる。PA内中央のFWアラン・ピニェイロが豪快なヘディングシュートをゴール左に押し込み、5試合連続弾かと思われたが、その前の競り合いでファウルがあったとして得点は認められなかった。

 前半42分にはベテランの橋本が魅せる。右サイドから高木大が送ったロングスローはPA内で相手DFにクリアされるが、セカンドボールに敵陣やや右の橋本が反応。浮き上がったボールの落ち際を左足で叩くも、ゴール左への強烈なシュートはGK一森純にセーブされた。

 スコアレスで後半を迎えると、前半から飛ばしていた岡山の運動量が次第に低下。東京Vは後半21分、アランがPA手前左で倒されてFKを獲得し、キッカーのFW高木善朗が右足で直接狙う。しかし、シュートは壁に当たってしまった。

 後半30分には決定機を創出。相手のクリアボールを拾ったMF内田達也が前に持ち運び、PA内中央にいた途中出場のMF安西幸輝につなぐ。安西の丁寧な落としから、PA手前中央の高木善が右足を振り抜くが、低い弾道のシュートはGK一森の左手をかすめ、ゴール右にそれていった。

 後半はいいリズムで攻め込む時間帯が増えた東京V。負傷者を出すなど難しい展開を強いられていたが、後半36分についに均衡を破った。アランが体を張ってつないだボールを高木善が受け、PA手前やや左までドリブル突破。高木善のスルーパスに走り込んだ安在がPA内左から折り返すと、ゴール前に飛び込んだ安西が滑りながら右足で押し込む。安西にとっては2015年6月14日のJ2第18節・愛媛戦(1-2)以来、658日ぶりの得点となった。

 岡山は失点後の後半37分、伊藤に代えて清水から期限付き移籍中のMF石毛秀樹を投入。石毛は第3節の町田戦(1-1)以来、3試合ぶりの出場となった。

 終盤は両チームともゴール前で激しい攻防を見せたが、東京Vが最後まで1点を守り切り、1-0で勝利。全て完封での5連勝を飾り、首位に浮上した。


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