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カズ、名波、中田、中村、本田…伊メディアが特集!セリエA歴代最高の日本人選手は?

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左からMF中村俊輔、FW三浦知良中田英寿氏、MF本田圭佑

 これまでセリエAでプレーしたアジア出身選手について、イタリアメディア『スカイスポーツ』が特集を組み、元日本代表の中田英寿氏ら日本人選手10名を紹介した。

 日本人選手では1994年にFW三浦知良がジェノアに移籍して以来、10名の選手がセリエAに所属した。

 まず初めに、現在ミランに所属するMF本田圭佑とインテルのDF長友佑都が紹介されている。本田については、「オランダで成長しロシアのCSKAモスクワで活躍した選手」で、「ミランでは好不調の波はあるものの良い印象を残した」としている。ビンチェンツォ・モンテッラ監督の下では出場機会に恵まれていないが「祖国では疑いようのないスーパースター」であると伝えている。

 長友については、「2010年からイタリアでプレーしている」選手で、「インテルに加入した最初の日本人」だと紹介している。インテルのステファノ・ピオリ監督の下、出場機会が減っており、「彼のお辞儀をしばらく見ていない」と評している。

 続いて2006年にカターニアに移籍したFW森本貴幸だ。「カターニアで“マリモト(森本の愛称)”はユベントス戦やローマ戦でゴールを決めた」と紹介している。UAEへ移籍したのち、現在は川崎フロンターレでプレーしていると伝えた。

 MF小笠原満男については、「彼のイタリア移籍は恵まれていなかった」とし、2006-07シーズン、メッシーナにレンタル加入したものの出場は6試合で1ゴールの成績だったと回想している。日本へ帰国後は「日本を代表する選手の1人になった」と報じている。

 トリノに加入したFW大黒将志については、「2シーズンで出場は10試合」と出番は少なく、「得点を挙げることすらなく、(ウルバーノ・)カイロ会長によるマーケティング目当ての移籍だった」と伝えた。

 FW柳沢敦は2003年、サンプドリアに加入した。「イタリアで名を刻むことはできなかったものの、日本では鹿島アントラーズで通算70ゴールを決めたスターだった」と紹介している。サンプドリアでは15試合に出場するも0ゴールに終わり、メッシーナでも「期待外れだった」と伝えた。

 一方、レッジーナにおけるMF中村俊輔の貢献は称賛されている。「優雅な左足で、フリーキックは決定的だった」と伝えた。2002年、セリエAに昇格したばかりのレッジーナで80試合に出場し11ゴールを挙げた。セルティックへ移籍後の成功も伝えており、チャンピオンズリーグでゴールを決めた最初の日本人選手であると紹介している。

 1999年にはMF名波浩がベネツィアに加入した。名波は24試合に出場し、ウディネーゼ戦で1ゴールを決めている。

 セリエAで活躍した日本人選手の中で、現在でも最高の評価を受けているのは、中田英寿だ。1998年からイタリアでペルージャ、ローマ、パルマ、フィオレンティーナ、ボローニャと渡り歩き、7シーズンを過ごした。「10年前にサッカー界を引退したものの不滅の選手だ」と評価している。

 最後に1994年に日本人選手として初めてセリエAに加入した三浦知良を紹介した。イタリアにおける「アジア選手のパイオニア的存在」とし、イタリアサッカーへの橋渡しになったと伝えている。今年所属先の横浜FCで達成した50歳14日での最年長ゴール記録についても触れている。


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