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敗因は大迫勇也の不在…ケルンはフォワードの離脱を「埋め合わせることができなかった」と独誌

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負傷中のケルンFW大迫勇也

 ケルンは1日に行われたブンデスリーガ第26節のハンブルガーSV(HSV)とのアウェーマッチを1-2で落とした。ドイツ誌『キッカー』は、日本代表FW大迫勇也の不在が「あからさまに浮き彫りとなった」とし、それをケルンの主な敗因として伝えている。

 今季リーグ戦で22ゴールと絶好調のケルンのエースストライカー、フランス人FWアンソニー・モデストは、HSV戦ではシュートを4本記録。しかし実際には開始直後の1分で放ったバイシクルシュートを除いて、相手ゴールを脅かすことはできなかった。

 この試合の決着がついたのは、1-1でアディショナルタイムに突入してから。ケルンの守備陣がボールをクリアし切れず、HSVのMFルイス・ホルトビーがボレーを突き刺した。だが『キッカー』によると、この場面の守備的なミスよりも、試合を通して攻撃が機能しなかったことがケルンにとってより大きな課題だったという。

「日本人選手の不在を埋め合わせることができなかった」と記す同誌は、この一戦では「大迫勇也の不在があからさまに浮き彫りとなった」と分析している。「負傷中の同選手はケルンの攻守の切替においてキーパーソンとなっており、ボールをキープする能力、視野の広さ、賢さ、一対一での強さに加え、ペナルティーエリア内外で正しい解決策を見つける才能を持つ」との見解を述べている。

 ここ数か月多くの負傷者を出してきたケルンだが、これまでは「なんとかしのいできた」と『キッカー』。しかし代表戦で左ひざを負傷し、リーグ戦3試合を欠場する見通しとなっている大迫の名を挙げ、今度こそは「スクワッドが限界に達したようだ」と指摘した。


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