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浅野3戦ぶり先発も不発…シュツットガルトは土壇場同点弾も首位陥落

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FW浅野拓磨は右ウイングで先発も得点に絡めなかった

[4.5 ブンデスリーガ2部第27節 1860ミュンヘン1-1シュツットガルト]

 ブンデスリーガ2部は5日、第27節を行い、FW浅野拓磨の所属するシュツットガルトは敵地で1860ミュンヘンと対戦し、1-1で引き分けた。浅野は3試合ぶりに先発し、右ウイングでプレーしたが、無得点のまま後半16分に途中交代となった。

 勝ち点1差に上位4チームがひしめく大混戦の昇格争い。勝ち点50で3チームが並び、得失点差で首位に立つシュツットガルトだが、最近4試合は勝利から遠ざかっていた(3分1敗)。1部復帰へ悪い流れを断ち切りたい一戦で浅野は3試合ぶりに先発復帰。負傷離脱したFWカルロス・マネに代わって4-2-3-1の右サイドに入った。

 前半10分、MFアント・グルギッチからの浮き球のパスに浅野が抜け出し、右サイドのゴールライン際からマイナスに折り返したが、FWシモン・テロッデのシュートはDFがブロック。前半17分には浅野のバックパスが相手に渡り、MFシュテファン・アイクナーにミドルシュートを打たれたが、GKが弾いて難を逃れた。

 先手を取ったのは1860ミュンヘンだった。前半23分、カウンターからMFロミュアル・ラカゼットが中央をドリブル突破。ゴール前が混戦となる中、FWアミウトンがPA内右に抜け出し、GKを振り切って折り返したボールをラカゼットが右足で無人のゴールに流し込んだ。

 0-1で前半を折り返した後半15分、左サイドからDFエミリアーノ・インスアがアーリークロスを上げると、浅野がゴール前に飛び込むが、シュートは決め切れず。直後の同16分にFWダニエル・ギンチェクと交代した。4-4-2にシステムを変更したシュツットガルトはギンチェクとテロッデが2トップを組み、MFクリスティアン・ゲントナーが右サイドに移った。

 攻勢を強めるシュツットガルトは後半35分、右CKからDFバンジャマン・パバールがヘディングシュートを放つが、惜しくもゴール左へ。同40分には左CKのこぼれ球をインスアが強烈なミドルシュートで狙ったが、わずかにクロスバーを越えた。

 なかなかゴールを奪えなかったが、後半アディショナルタイム2分、後方からのロングフィードが相手DFのクリアミスを誘い、DFマルチン・カミンスキがこぼれ球を押し込む劇的な同点ゴール。土壇場で1-1に追い付いたシュツットガルトだが、5試合勝利なし(4分1敗)となり、順位でもハノーファーに首位の座を明け渡し、勝ち点1差の2位に後退した。

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