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[NB×東福岡]MF福田湧矢「健人君はしっかりと背中で見せていたので、自分もそうなれれば」

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東福岡高MF福田湧矢

 九州の雄、東福岡高の新たな挑戦が始まる。下級生時からレギュラーを担ってきたMF福田湧矢(新3年)は新チームのエースとして注目されるアタッカー。得意のドリブル、シュートなどでチームを勝利へ導く10番が、間もなく始まる新シーズンへ向けた意気込みなどについて語った。

●MF福田湧矢
―悔しい思いもしてのシーズンスタートとなっている。
「新人戦はああいう結果に終わってしまいましたけれども、新人戦終わってからみんな意識を変えて臨んで来ています」

―意識面のところはすごく指摘されているようだが?
「2冠を獲った時に比べると、まだまだだと思います」

―一番変わらないといけない選手だと思うが?
「自分が一番走って、背中で見せないといけないので、練習から自分が一つ抜けて頑張っていきたい」

―それを表現できてきている?
「(2年前の主将、中村)健人君に比べるとまだまだです」

―やはり中村健人君が目標になる。
「健人君はしっかりと背中で見せていたので、自分もそうなれれば」

―プレーヤーとしてもリーダーに。
「自分がミスをするとチームが崩れてしまうので、少ないミスで、少ないタッチでやっていきたい」

―チームに与える影響も大きい。
「(九州新人大会準決勝の)総附の時は自分が何もできていなくて、何もできていないから負けたと思っている。ミスが多かったのでミスを減らしていかないといけない」

―中村君とはタイプが違う。
「パスの質がまだまだ。パスの質を練習からやっているので、それを上げていければと思っています」

―(九州大会3位決定戦の)大津戦のゴールのような、一人で仕掛けて決めることができる。
「チームとして崩せなくても、個人で崩せればチームをもっと助けられると思うので、個の質も上げたいですし、チームとしても点を取れるように高めていきたいです」

―大津戦のゴールのようなプレーは求めている動き?
「中学校の時はドリブルチームで徹底していたので。高校になってなかなかなかったですけど、そういう場面を増やして行けたら勝利にも繋がる」

―個人としても、もっと上のステージへ
「今のままではダメなので、もう一段階上がっていかないといけないと思っています」

―課題は?
「周りを見ること。視野が狭いのでどうしてもタッチが多くなってしまう」

―チームはコーチ陣に厳しく指摘されている状況。
「監督やコーチに言われていることだけやっていても勝てないと思う。その中で自分達がどれだけ言われていることを越えられるかが大事になってくると思っている。やっぱり、その場その場での話し合いが大事になってくると思う」

―それをできる選手達が今どのくらいいる?
「一昨年は健人君の影響力が大きかったけれど、今年は誰もが誰にでも言えるチームだと思う」

―弟(東福岡MFの翔生)の存在は大きい?
「大きいですね。アイツが(U-15)代表に入ったと聞いた時は嬉しい気持ちもあったんですけど、正直悔しい気持ちもありました。まさかなるとは、と。(高校入学後も)ケガするまではキレキレのドリブルをしていた。自分の方がスピードはありますけれども、向こうの方がテクニックがある」

―意識する選手はいる?
「中学校の時は(現今日とU-18の)財前淳という選手が同じチームにいて絶対に負けたくなかったんです。今ももちろん思っているんですけど、プレミアで当たれないのでショックですね。去年はここ(東福岡高G)でやれたんですけど、自分ちょうどケガしていたので当たれなかった」

―1年後はどうなっていたい?
「チームとしては全てのタイトルを取りたいと思っていますし。個人としてはプロで飯を食っていられるように」

―今年、チームとして目指すところは?
「3冠目指してやっていきます」

(取材・文 吉田太郎)

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