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[NB×東福岡]GK緒方翔平「失点しなくて、キック一本でアシストできるGKに」

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東福岡高GK緒方翔平

 九州の雄、東福岡高の新たな挑戦が始まる。GK緒方翔平(新3年)は15年国体で福岡県選抜の守護神としてチームを優勝へ導いている実力派守護神。190cm近い長身を持ち、ハイボールやセービングで強いを発揮するGKが、間もなく始まる新シーズンへ向けた意気込みなどについて語った。

●GK緒方翔平
―新チームがスタートして2か月。
「新人戦は4位で終わったのでそれを受け止めて、インターハイなどはみんなで取りに行こうと思います」

―国体で優勝して評価を上げ、いよいよ最終学年を迎える。
「今の自分のパフォーマンスは全然納得できていない。まだ技術面でも、メンタル面も上げていかないといけない」

―もっと出していきたい部分は?
「自分の長所はキックを相手のラインの裏まで飛ばしたり、シュートストップも相手のコースを切りながら身体大きいから当てられたりする。そういうところがまだ自分の中では出せていないので出していきたい」

―セービングは迫力がある。
「まだ一歩踏み出せないところとかあるけれど、手も長いし、当たると思うので、そういうところを磨いていきたいです」

―ライバルもレベルが高い。
「同学年にも一学年下にもいい選手がたくさんいるので、自分の特長である身体の大きさを活かしながら、中山GKコーチの言うことをもっと吸収していきたい」

―どのようなGKに。
「一番は失点しなくて、キック一本でアシストできるGKになりたい」

―理想のGKは?
「ノイアーとかですね。点もなかなか入れられないし、カバーからのキック一本で得点に繋がったりするので」

―ヒガシのGKは脇野(敦至)君や前島(正弥)君とお手本になる存在がいた。
「前島さんも脇野さんも安定していた。自分は見ていたので意識していきたい。前島さんからは色々話したり、『もっとこうした方がいいよ』とか言われたりしました」

―去年の先輩たちからは引退する時にどういう言葉を。
「頑張れよと言われました」

―彼らの戦いからプラスアルファを積み上げないといけない。
「去年(敗れた準々決勝は)はシュート一本で決められて、決めるべきところで決められなかったので、決めるところをしっかり決めて、守るところをしっかり守れるようにしていきたい」

―個人的にライバル、目標は?
「(広島とプロ契約した)大迫敬介とかですね。(大迫は)中学校の時に一緒に合宿した時に上手かったりしたので負けたくないです」

―どのような理由でヒガシへ?
「中学校時代に呼ばれていて、クラブに行くか、高校に行くか迷ったんですけれど、ここに来て良かったです。試合に出れない時とかもあるけれど、それを乗り越えられたら成長できると思う」

―今年の目標は?
「目の前の試合に真剣に取り組んで、失点をまずしないところからしていきたいです」

―周りは倒しに来ている。
「相手も死に物狂いでやってくると思うので、負けないで返り討ちにできるようにしていきたいです。目の前の一試合一試合に勝つだけです」

(取材・文 吉田太郎)

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