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「仙台サポに良いところを見せたい」 浦和FW武藤、古巣から3年連続の“恩返し弾”

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豪快なミドルシュートを叩き込んだ浦和レッズFW武藤雄樹

[4.7 J1第6節 浦和7-0仙台 埼玉]

 15年に仙台から浦和レッズに加入したFW武藤雄樹は、15年第2ステージ第8節(○3-1)、16年第1ステージ第7節(○3-1)とともにホーム・埼玉スタジアムで行われた仙台戦でゴールを記録。そして、今季も古巣のネットを揺らすことになった。

 2-0と2点のリードを奪って迎えた前半29分に、その時は訪れる。センターサークル付近でFW興梠慎三が相手選手からボールを強奪すると、武藤にボールが預けられる。「僕としては、いかに個人で点が取れるかということをテーマにしている」とドリブルを開始してボールを運ぶと、PA外から右足を振り抜いた。

「イメージを持ってドリブルしていたし、蹴った瞬間、すごく良いインパクトができた」。右足から蹴り出されたボールは一直線にゴールに向かうと、豪快にネットを揺らした。「イメージ通りのボールが行って本当にうれしかった。今日のゴールは自分で持ち込み、あの距離から決められたので自信になります」と胸を張る。

 3年連続での古巣からのゴール。そこには、武藤の仙台への思いが詰まっていた。「仙台は僕をプロにしてくれて、育ててくれたチームなので感謝の気持ちしかありません。その相手、サポーターにいつも良いところを見せたいと気合いを入れて試合に臨んでいるので、毎年良い結果につながっているのかなと思います」。今年もまた“恩返し弾”を決め、成長した姿を見せることになった。

(取材・文 折戸岳彦)
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