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新生なでしこ、初の国内戦で快勝も高倉監督「まだまだこれから」

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[4.9 キリンチャレンジ杯 日本女子3-0コスタリカ女子 熊本県陸]

 『キリンチャレンジカップ2017~熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本~』が9日、熊本県民総合運動公園陸上競技場で開催され、日本女子代表(なでしこジャパン)がコスタリカ女子代表に3-0で勝利した。

 国内初陣となったなでしこは、前半23分にFW横山久美が豪快なシュートを決め、先制に成功する。その後はシュートの精度を欠いたが、後半29分に途中出場のFW上野真実のクロスをFW田中美南が左足で合わせ、追加点。後半37分にはMF長谷川唯の絶妙なラストパスをFW籾木結花が押し込み、なでしこが完勝した。

 試合後のインタビューで高倉麻子監督は、「結果的には勝つことができたので、それは一つの成果としてとらえたい」と勝利に一定の満足感を示し、「たくさんの方に応援に来ていただきましたが、前半はちょっと緊張もあって動きが堅かったと思います。途中で入った選手も含めて、後半はすこし緊張も取れていい連動の中でいい形が作れました」と試合を振り返った。

 また、この試合は“熊本地震復興支援マッチ”と位置づけて開催された。「勝利というところでは、元気を与えられる試合ができたかなと思いますが、内容的にはもっと力強い試合をやっていきたいという思いがあるので、まだまだこれから上に向かってやっていきたいと思います」と、発展途上の新生なでしこジャパンの指揮官は前を見据えた。

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