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浅野がダービーにカルチャーショック?「日本では絶対にないことを祈ります」

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FW浅野拓磨がブログで試合を振り返った

[4.9 ブンデスリーガ2部第28節 シュツットガルト2-0カールスルーエ]

 シュツットガルトのFW浅野拓磨は9日、ブンデスリーガ2部第28節でカールスルーエとのダービーに先発フル出場し、2得点の活躍で2-0の勝利を導いた。試合後には自身のブログ(http://lineblog.me/asano_takuma/)を更新し、当日の心境を綴っている。

 ホームで今季2度目のダービーを迎えたシュツットガルト。浅野とともにカールスルーエのMF山田大記も先発出場し、日本人対決が実現した。浅野は前半26分、左クロスをヘディングで押し込み、先制ゴールを奪取。昨年11月28日のニュルンベルク戦(3-1)以来、14試合ぶりとなる今季3点目を挙げ、“ジャガーポーズ”も披露すると、さらに後半16分にはゴール前のこぼれ球を蹴り込み、移籍後初の1試合2ゴールを達成した。シュツットガルトはそのまま2-0で勝利。6試合ぶりの白星で暫定首位に浮上した。

 移籍後初ゴールを挙げた昨年10月30日の第11節カールスルーエ戦(3-1)に続くダービー連発弾となった浅野は、ブログで「周りからは『ダービーキラー』というあだ名もつけてもらいました。笑」と報告。「約60000人のサポーターがスタジアムを埋め尽くし、その中でのゴール、そして勝利することができ、皆んなで喜びを分かち合えたことは本当によかったです」と振り返りつつ、改めて文化の違いに驚いたこともあったようだ。

「ダービーということもありスタジアムは凄く熱い雰囲気の中での試合になりました。その中でも日本ではあまり見ないような光景もありカールスルーエサポーターが花火をピッチ内に打ち上げ試合が一時中断するほどの騒ぎになりました」

「選手だけでなく、スタッフや他のサポーターの方も決していい気分にはならないことだとは思います。ですが僕はまた日本との違いや凄さ、サポーターの熱さに驚かされドイツでのサッカーの文化っていうものを見せられた気がします。決してよくはないですが僕にとってはいい経験にもなりました。日本では絶対にないことを祈ります!」

 熱すぎるサポーターに衝撃を受けながらも、自分への経験値としてポジティブにとらえた浅野。最後は「内容としては全く納得のいくプレーはできなかったのでそこはしっかり反省し、また次に向け、優勝に向けて引き続き頑張りたいと思います!」と締めくくった。


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