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ドルトムントサポーターの粋な対応にモナコ公式が感銘…「これぞフットボールだ!」

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 11日に開催される予定だったドルトムントモナコの一戦は、ドルトムントのチームバスが試合前に爆破攻撃に遭ったため、翌日に延期された。多くの地元のサポーターたちがアウェーのサポーターたちに対して見せた”神対応”が話題になっている。

 12日への延期が正式に発表された直後、ツイッター上で“#bedforawayfans”といったハシュタッグがつけられたツイートが数多く配信された。これはドルトムントに住むファンたちがアウェーファンのためにベッドを提供するツイートだ。ドルトムントの公式ツイッターもモナコのファンに「ドルトムントで宿泊する場所が必要な場合、#bedforawayfansをチェックしてください」と呼び掛けた。

 現地に住むシュテファン・キルマー氏はアカウント名“Vespafoto”を通じて「モナコのファンたちへ。僕たちのところには5人が明日まで泊まれるよ。メッセージを送ってくれ#bedforawayfans」と投稿。さらに、その1時間半後に新たなツイートを配信し、4人のファンたちと自宅で食事を楽しんでいる様子の写真を添え「みんなお腹が空いている」とつづった。

 ドイツ紙『WAZ』によると、キルマー氏の自宅にやってきたのはパリ近郊から訪れた若者4人とのこと。食卓の様子を伝えるツイートは日本時間12日の21時時点までに1万4千回ほどリツイートされ、ポルトに所属するGKイケル・カシージャスも自身のツイッターで拍手のアイコンでコメントしている。

 対戦相手のモナコもこのファン同士の助け合う心構えに感銘を受けた様子で、クラブ公式ツイッターで反応した。ドルトムントファンの自宅に泊まるモナコファンたちが映っている写真などを添え、ドイツ語で「これぞフットボールだ!」と記している。

 スポーツとは、人々が結ばれるためのものである。物騒な事件が起きたこの夜、そのことが改めて物語られたのかもしれない。


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