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「僕に問題がある」。浦和ユースのU-20代表候補CB橋岡は周り巻き込むほどのリーダーシップとゼロ目指す

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浦和レッズユースCB橋岡大樹主将

ナイキジャパンは世界で戦う次世代の選手の育成を促進する「NIKE NEXT HERO プロジェクト」を実施中。高円宮杯プレミアリーグの第1節にポイントを獲得した選手の中から注目DFをピックアップした。

[4.15 高円宮杯プレミアリーグEAST第2節 浦和ユース 1-2 FC東京U-18 浦和駒場]

 この結果にこの男が満足をしているはずが無かった。

「ゼロで抑えたいのにそれが出来ない。それは僕に問題がある」。

 浦和レッズユースの守備の要であり、U-20日本代表候補にも名を連ねるCB橋岡大樹主将は、FC東京U-18戦後、こう唇を噛んだ。

「前半、良い形で1点を獲って、そこから畳み掛けたかったのに、全体がまったりしてしまった。先制して、心のどこかで『行ける』と思ってしまったのかもしれない」。

 主力6人を欠くFC東京U-18に対し、前半は押し込んで先制も出来ただけに、その後の空気感が緩んでしまった感は否めなかった。橋岡はその中でも声を出して、仲間を鼓舞しようとしていたが、それは全体には伝わらなかった。

 後半、息を吹き返した相手に押し込まれると、26分、浮き球の競り合いからファールを取られ、相手にFKを与えてしまう。そのFKを決められ、痛恨の同点弾。後半アディショナルタイムにもセットプレーから失点をし、1-2の逆転負けを味わった。

「勝負所を逃してしまうのではないかと不安があった。それを感じていたのに、声で伝えきれることが出来なかった僕の責任」。

 浦和のセットプレーはマンマーク。ゴールを決めた選手はすべて橋岡のマークでは無かった。それゆえに一概に責任がある訳ではないが、やはり守備の要としてのプライドが許さなかった。

「もっとリーダーシップを発揮して、チーム全体を鼓舞する姿をもっとみせて、周りを巻き込んで行きたい。次こそはゼロで抑えたい」。

 より絶対的な柱になるべく。橋岡大樹は確固たる決意で次を見つめていた。

(取材・文 安藤隆人)
「NIKE NEXT HERO プロジェクト」
■概要
 高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグの試合を対象に、 各チームの監督またはコーチが試合後、対戦相手の活躍したプレーヤーを各ポジション(GK&DF/MF/FW)ごとに 1選手、計3名選出します。 ※該当なしの場合も、最低2名以上は選出。選出された選手は1ポイント獲得し、プレミアリーグ全18節終了時点で、多くのポイントを獲得した選手を中心としたチームを編成します。

*対象試合:4 月~12 月までの高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグ EAST/WEST で行われる試合が対象。

■NIKE NEXT HERO プロジェクトランキング
 各監督またはコーチに選ばれた選手に加算されるポイントは、Nike ウェブサイト内でランキングされ、確認することができます。

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■海外トップクラブと対戦
 選抜されたチームは、海外トップクラブのユース世代とトレーニングマッチを予定しています。
 実施時期:2018年1月予定

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