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浅野は連発ならずも、打ち合い制したシュツットガルトが連勝で首位キープ

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FW浅野拓磨はフル出場も2戦連発とはならなかった

[4.17 ブンデスリーガ2部第29節 ビーレフェルト2-3シュツットガルト]

 ブンデスリーガ2部は17日、第29節を行い、FW浅野拓磨の所属するシュツットガルトは敵地でビーレフェルトと対戦し、3-2で逆転勝利をおさめた。浅野は右ウイングで2試合連続のフル出場を果たしたが、移籍後初のドッペルパック(1試合2得点)を達成した前節・カールスーエ戦(2-0)に続く2試合連続ゴールとはならなかった。

 先手を取ったのはホームのビーレフェルトだった。前半15分、DFフロリアン・ハルトヘルツが左サイドのゴールライン際からゴール前に折り返し、中央のFWクリストフ・ヘムラインが打点の高いヘディングシュート。GKの手をかすめて豪快にゴールネットを揺らし、先制に成功した。

 1点ビハインドで前半を折り返したシュツットガルトだが、スーパーゴールで同点に追いつく。後半6分、自陣からのロングフィードにFWシモン・テロッデが走り込むと、PA外まで飛び出してきたGKがボールをカット。そのままパスをつなごうとしたが、これがミスとなり、MFアレクサンドル・マキシムがゴール前で約40mの位置から迷わず右足を振り抜いた。大きな弧を描いたロングシュートは鮮やかに無人のゴールに吸い込まれ、試合は振り出しに戻った。

 流れをつかんだシュツットガルトは3分後の後半9分、DFエミリアーノ・インスアのパスを受けたテロッデが3人に囲まれながらも巧みなボールタッチで抜き去り、最後はGKとの1対1から冷静に右足アウトサイドでゴール右隅に流し込んだ。

 2-1と一気に逆転に成功したシュツットガルトだが、試合は打ち合いとなる。後半28分、ビーレフェルトはFWアンドレアス・フォクルザマーがPA左手前からゴール前にクロス。FWクリストフ・ヘムラインの右足ダイレクトボレーはGKに弾かれたが、こぼれ球をMFラインホルト・ヤボが右足で押し込み、2-2の同点に追いついた。

 それでも試合終了間際の後半44分、シュツットガルトはFWダニエル・ギンチェクのスルーパスに抜け出したテロッデがPA内右の角度のない位置からGKの頭上を越すチップキックで劇的な決勝点。得点ランキングトップに立つエースはこの日2点目で今季通算19ゴール目。3-2の逆転勝ちで2連勝を飾ったシュツットガルトは勝ち点を57に伸ばし、首位をキープしている。

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