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サンプドリア、長友佑都獲得への障害は1.7億円の高額年俸…インテルに負担要求

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サンプドリアへの移籍が噂されるDF長友佑都

 来シーズンに向けて、インテルに所属する日本代表のDF長友佑都の獲得に本腰を入れるサンプドリアはインテルに対し、高額な長友のサラリーの一部負担を求めている。イタリア紙『レプブリカ』が20日、報じている。

 現在セリエAで10位につけるサンプドリアが来シーズンに向けて動き始めた。今月初めには、昨年7月に就任した指揮官マルコ・ジャンパオロとの契約を2020年までに更新し、来シーズンも同監督の続投が確実となった。続いてマッシモ・フェレロ会長らサンプドリア幹部は、チームの弱点である左サイドバックの補強を優先条項に挙げている。

 その候補とみられているのが今年1月の移籍市場でもうわさの流れた長友だ。所属するインテルの周辺では、決定権を持つ中国の蘇寧グループが潤沢な資金を活用し、今夏に総額1億5000万ユーロ(約170億円)を投じて大型補強を行うとの情報がある。ステファノ・ピオリ監督の下、構想外となっている長友は放出候補の筆頭と見られている。

 9月に31歳を迎える長友だが、15日に行われたセリエA第32節のミラン戦(2-2)で評価を得たように、まだまだ活躍が期待できる。このためサンプドリアは長友に対し、ロッカールームの長老として、34歳のFWファビオ・クアリアレッラ、32歳のMFエドガル・バレトそしてDFマティアス・シルベストレとともにチームを率いてほしいと考えているようだ。

 そこで問題とされているのが長友のサラリーだ。長友は現在、インテルと2019年まで年俸150万ユーロ(約1億7000万円)の契約を結んでいるが、中堅クラブのサンプドリアにとっては高額といえる。このため2014年にシルベストレを獲得したときのように、レンタル期間中のサラリーの一部をインテルに負担してもらうことを提案している。今後の動向は注目されるところだ。

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