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金子の2万ゴールに2トップ組む鄭大世が恨み節?「いいところだけ持っていった」

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FW鄭大世はJ1通算2万ゴールを逃し、悔しさを隠さなかった

[4.21 J1第8節 川崎F2-2清水 等々力]

 “相棒”が決めたメモリアルゴールに悔しさを隠さなかった。J1通算2万ゴールを決めた清水エスパルスFW金子翔太と2トップを組むFW鄭大世は「正直、悔しいです」と率直に言った。

 たとえチームメイトであっても素直に喜べないのが、ストライカーたる所以か。金子が昨季のJ2最終節・徳島戦(2-1)でも昇格決定弾となる決勝ゴールを決めたことを引き合いに出し、「昇格を決めたゴールもあいつだった。いいところだけ持っていった。メモリアルゴールを決めるなら、もっと得点を重ねてほしいと言いたいね」と、冗談交じりに“恨み節”も漏らした。

 前半14分に金子の先制ゴールをアシストしたとはいえ、その後は中盤を川崎Fに支配され、守備の時間が続いた。後半17分、28分の失点で逆転を許す苦しい展開。それでも試合終了間際の後半アディショナルタイム5分に途中出場のMFチアゴ・アウベスが劇的な同点ゴールを決めたが、このときの記憶が曖昧なほど疲れ切っていた。

「人生でこんなに疲れた試合は初めて。試合が終わっても放心状態だった。脱水状態で、立っていられなかった」。終始、守備に追われ、疲労困憊だった鄭大世。「引き分けた実感がない」と言いながらも、「2試合連続で負け試合を引き分けにしたのは自分たちの力。ポジティブに捉えたい」と、前節・大宮戦(1-1)に続く終盤の同点ゴールによる引き分けを前向きに受け止めていた。

(取材・文 西山紘平)
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