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ガンバ大阪・山内社長「私の責任は大きい」…不適切なフラッグ掲出を謝罪

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21の大宮戦、G大阪の応援席に横断幕はなかった

 ガンバ大阪は21日、市立吹田サッカースタジアムで行われた第8節で大宮アルディージャと対戦した。クラブの山内隆司社長が会見を開き、G大阪サポーターが不適切なフラッグを掲出したことを謝罪した。

 G大阪は20日に行われた明治安田生命J1リーグ第7節・セレッソ大阪戦にて、G大阪サポーターによる政治的思想を連想させるフラッグの掲出があったことを謝罪。翌21日、ホームゲーム・アウェーゲームを問わず、全てのエリアにおけるG大阪を応援する横断幕や旗(販売しているフラッグも含む)、ゲートフラッグなど全ての掲出物を禁止すると発表した。

 山内社長は会見の冒頭、これまでの経緯を説明し、「G大阪のサポーターのみならず、Jリーグ、サッカーを愛する人たちに本当に不快な思いをさせたということで、この場を借りて深くおわび申し上げます。このようなことが二度と起こらないようにすることがクラブとしての責任だと痛感しております」と頭を下げた。そしてクラブハウスにてサポーターグループのリーダー2名と協議を行った結果、「双方で責任の重さを痛感」。フラッグの掲出を行ったグループ、60~70名を当面、入場禁止すると明かした。

 21日の大宮戦から横断幕などの掲出が全面的に禁止されたが、「クラブとサポーターで理解が一致していない」ため、再発防止対策を行う上で、まずは掲出をしないところから始めたいと、その意図を説明。今後、合意のあったものに関しては掲出を許可するが、そのためには時間が掛かると続けた。また、すでにJリーグへ報告を行い、村井満チェアマンからは、可能な限り早い対応を求められたと話す。

 掲出した人物を特定できているのかという記者からの質問には、掲出した人物が所属しているグループまでは特定していると回答。グループのリーダーに対し、個人の特定をお願いしているとした。グループには掲出したフラッグの管理方法などについても説明を求め、今後の対応を決めると話す。また、グループからは「強いイメージを出すためのデザインの一環」であり、政治的な意図はなかったとの説明を受けたと語った。

 また、G大阪としては、ナチス親衛隊「SS」と似たマークを使用したことが問題であると認識。「SH」の「H」を「S」に見えるようにした意匠に問題があるため、「SH」のマークも、スタジアムで着用することを一切禁止すると明言した。一方、フラッグを掲出した人物が特定された場合の処分については、「全体像が明らかになってから」判断すると説明。社長の責任に関しては「当然私の責任は大きい」として、全体像が明らかにした上で何らかの方法で責任を取ると語った。

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