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別格アザールが途中出場で1G1A!チェルシーが“首位攻防戦”制し5年ぶりのFA杯ファイナルへ

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エデン・アザールが途中出場で1ゴール1アシスト

[4.22 FA杯準決勝 チェルシー4-2トッテナム]

 FA杯(国内杯)は22日、準決勝がウェンブリースタジアムで開催された。プレミアリーグで首位を走るチェルシーは同2位のトッテナムと対戦し、4-2でチェルシーが勝利。2011-12シーズン以来、5シーズンぶりの決勝進出を決めた。

 16日のプレミアリーグ第33節でマンチェスター・ユナイテッドに0-2で敗れたチェルシーは、先発を5人変更。GKティボー・クルトワが負傷から復帰し、DFナタン・アケ、DFマルコス・アロンソ、MFウィリアン、FWミッキー・バチュアイがスターティングメンバーに名を連ねた。一方、MFエデン・アザールやFWジエゴ・コスタはベンチスタートとなった。

 プレミア7連勝中のトッテナムは、15日のボーンマス戦から2人を代え、DFキーラン・トリッピアーとMFビクター・ワニャマを先発で起用。最終ラインをトッテナムも3バックとし、真っ向からのミラーゲームを仕掛けた。

 勝ち点4差の“プレミア首位攻防戦”は開始5分で動いた。チェルシーはPA手前の右あたりでFWペドロ・ロドリゲスがDFトビー・アルデルワイレルトのファウルを受けて、FKを獲得。ウィリアンの右足から放たれたシュートは壁の右を抜けてゴール右隅に突き刺さり、スコアを1-0とする。だが、トッテナムがすぐさま同点に追いつく。

 前半18分、トッテナムは右CKのこぼれ球からパスをつないでMFクリスティアン・エリクセンが右サイドからクロスを入れると、ニアのFWハリー・ケインがバックヘッド。これが左サイドネットに吸い込まれ、1-1で試合を振り出しに戻す。さらに36分、左サイドからDFヤン・フェルトンゲンがクロスを上げ、タイミング良くニアに飛び込んだMFエリック・ダイアーがヘディングシュート。これは惜しくもゴール右に外れ、追加点とはならなかった。

 すると、チェルシーが前半のうちに勝ち越しゴールを奪う。42分、MFエンゴロ・カンテのパスからPA右でモーゼスがFWソン・フンミンのスライディングを受けて倒される。このPKをウィリアンが冷静にゴール左に決め、2-1で前半を折り返した。

 ボール支配率で勝るトッテナムは1点ビハインドで後半を迎えたが、7分に圧巻のゴールを突き刺す。敵陣中央あたりでパスを受けたエリクセンがゴール前に鋭いロングパスを送る。これに反応し、ゴール前に勢いよく走り込んだMFデレ・アリが滑り込みながら左足で押し込み、トッテナムが2-2と再び追いついた。

 チェルシーは後半16分にウィリアンとバチュアイを下げてアザールとD・コスタをピッチに送り込む。さらに29分には、ペドロに代えてMFセスク・ファブレガスを入れる。すると直後の30分、セスクの右CKからこぼれたボールをアザールが拾い、豪快に左足を振り抜く。これがゴール前の密集地を抜けてゴール右隅に突き刺さり、3-2。チェルシーが三度リードを奪った。

 さらにチェルシーは後半35分、アザールが落としたボールをMFネマニャ・マティッチが左足一閃。距離のあるミドルシュートをゴール右上隅に突き刺し、リードを広げる。試合はそのまま4-2で終了し、チェルシーが勝利。明日23日に行われるアーセナル対マンチェスター・シティの勝者と5月27日に決勝戦で対戦する。


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