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CL敗退から中2日のドルトムントが逆転勝利で3位浮上、ポカール準決勝に弾み

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後半14分、途中出場のFWピエール・エメリク・オーバメヤンが同点ゴールを決める

[4.22 ブンデスリーガ第30節 ボルシアMG2-3ドルトムント]

 ブンデスリーガは22日、第30節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でボルシアMGと対戦し、3-2で逆転勝ちした。公式戦3試合連続フル出場中だった香川はベンチスタートとなり、最後まで出番がなかった。

 ドルトムントは前半9分、MFクリスティアン・プリシッチがPAぎりぎりでMFマフムード・ダフードに倒され、PKを獲得。これをMFマルコ・ロイスが冷静にGKの逆を突いてゴール右隅に流し込んだ。

 幸先よく先制点を奪ったドルトムントだが、前半22分にMFヌリ・サヒンが負傷交代するアクシデント。徐々にホームのボルシアMGに反撃を許すと、前半終了間際の43分、ミスから同点ゴールを献上した。自陣でのビルドアップでMFミケル・メリノが痛恨のパスミス。カットしたFWアンドレ・ハーンのスルーパスからFWラース・シュティンドルが左足で流し込み、1-1の同点で前半を折り返した。

 後半立ち上がりの3分にボルシアMGが逆転に成功する。DFオスカル・ベントの右CKからセカンドボールを再びベントが左足でクロス。これがドルトムントDFマルセル・シュメルツァーに当たってゴールマウスに吸い込まれた。

 オウンゴールで1-2と逆転を許したドルトムントは後半12分、ロイスに代えてFWピエール・エメリク・オーバメヤンをピッチに送り込む。すると直後の14分、高い位置のボール奪取からMFウスマン・デンベレのスルーパスにオーバメヤンが反応。GKをかわしてPA内左の角度のない位置から左足でゴール右のサイドネットに流し込んだ。

 投入から2分後の同点ゴール。2戦連発となる今季27ゴール目のオーバメヤンは今節ノーゴールに終わったFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)をかわして得点ランキング単独トップに立った。

 2-2の同点となり、両チームが勝ち越しゴールを目指すが、互いに次の1点が遠い。ドルトムントは後半38分、PA内左で縦パスを受けたMFラファエル・ゲレイロが左足を振り抜いたが、惜しくも右ポストを直撃。そのまま引き分けかと思われたが、試合終了間際の後半42分、MFゴンサロ・カストロの左FKにゲレイロが頭で合わせ、劇的な決勝点を奪った。

 リーグ戦は2連勝で3位に浮上したドルトムント。ベスト8敗退が決まった19日の欧州CL準々決勝第2戦・モナコ戦(1-3)の敗戦から中2日で持ち直し、中3日で迎える26日のDFBポカール準決勝・バイエルン戦へ弾みを付けた。

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