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川崎Fが奈良ヘッド弾で自力突破に王手!!ACL4戦連続ドローからの初勝利で首位叩き

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川崎Fは後半3分、DF奈良竜樹が先制ヘッドを決める

[4.25 ACLグループリーグ第5節 水原三星0-1川崎F 水原]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、グループリーグ第5節を行い、G組3位の川崎フロンターレはアウェーで首位の水原三星(韓国)と対戦し、1-0で競り勝った。ACLは今大会初勝利。開幕から4試合連続ドローのあとの首位叩きで勝ち点を7に伸ばし、自力でのグループリーグ突破に王手をかけた。

 ACL4試合連続ドロー中の川崎Fは引き分け以下に終われば、グループリーグ敗退が決まる可能性もあった。21日のJ1清水戦(2-2)から先発2人を入れ替え、MF田坂祐介、MF森谷賢太郎が先発。立ち上がりから積極的な入りを見せた。

 前半16分にはカウンターから決定的なピンチを招くが、PA内で鋭い切り返しを見せ、DF谷口彰悟をかわしたFWパク・キドンのシュートはわずかにゴール右へ。相手のミスに救われた格好の川崎Fは前半19分、セカンドボールをMF三好康児がPA外から左足ボレーで狙うが、ミートせず。同31分にはMF中村憲剛が右足でミドルシュートを打ったが、惜しくもゴール左に外れた。

 スコアレスで折り返した後半3分、川崎Fがセットプレーを生かして先制する。三好の右クロスがMFキム・ミヌの手に当たってPA右外でFKを獲得すると、中村のキックにファーサイドから飛び込んだDF奈良竜樹が打点の高いヘディングシュートを叩き込んだ。

 先制後も攻撃の手を緩めない川崎F。後半19分、スルーパスに抜け出したFW小林悠がGKと1対1の絶好機を迎えるが、左足のシュートはゴール左に外してしまう。直後の20分には森谷とFW大塚翔平を下げ、FWハイネルとMFエドゥアルド・ネットを投入。同28分にはMF阿部浩之が左足ミドルを放つが、GKの正面を突いた。

 2点目こそ奪えなかったが、そのまま1-0で逃げ切った川崎F。4戦連続ドローのあとの初勝利で1勝4分の勝ち点7に伸ばし、暫定2位に浮上した。水原は勝ち点8のまま。同6の広州恒大(中国)は日本時間午後9時キックオフで最下位イースタンSC(香港)と対戦するが、たとえ勝って勝ち点を9に伸ばしても、最終節で広州と水原の直接対決があるため、川崎Fは最終節に勝って勝ち点10とすれば、広州と水原のいずれかを必ず上回ることになる。自力での決勝トーナメント進出に可能性を残して迎える最終節は5月9日。川崎Fはホームにイースタンを迎える。

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