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D・コスタが2G1Aと活躍!チェルシーが吉田フル出場のサウサンプトン撃破、プレミア制覇へ前進

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ジエゴ・コスタエデン・アザールの活躍でチェルシーが勝利

[4.25 プレミアリーグ第34節 チェルシー4-2サウサンプトン]

 プレミアリーグは25日、第34節の1試合を行った。チェルシーはホームでDF吉田麻也が所属するサウサンプトンと対戦し、4-2で勝利した。先発フル出場の吉田はチェルシーの強力攻撃陣に冷静に対応していたが、勝利に結びつかなかった。

 前節マンチェスター・ユナイテッド戦の敗戦(0-2)で2位トッテナムと勝ち点4差に縮まってしまったチェルシー。22日のFA杯準決勝トッテナム戦から中2日で開催されたこの試合はメンバーを4人入れ替え、MFエデン・アザールとFWジエゴ・コスタ、DFガリー・ケーヒルが先発復帰し、MFセスク・ファブレガスがスタメンで起用された。

 試合は開始早々にチェルシーが動かす。前半5分、縦パスがD・コスタに入ると、PA右でタメを作って中央に折り返す。これをアザールが右足ダイレクトでゴール左隅に流し込み、1-0。サウサンプトンは吉田がD・コスタにシュートまで持ち込ませなかったが、アザールへのマークが甘かった。

 しかし、サウサンプトンはチェルシー相手にしっかりパスをつないで攻撃を仕掛けていくと、セットプレーから同点に追いつく。前半24分、左CKからファーサイドまで流れたボールをFWマノーロ・ガッビアディーニが中央に折り返し、MFオリオル・ロメウが右足で押し込み、1-1。試合を振り出しに戻した。

 前半はこのまま終了かと思われたがアディショナルタイム1分、チェルシーは右CKからの二次攻撃。イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)の年間最優秀選手賞を受賞したMFエンゴロ・カンテがゴール前に放り込んだボールをDFマルコス・アロンソがPA右からヘッドで中央に折り返し、ケーヒルが頭で合わせ、2-1。チェルシーの1点リードで前半を折り返した。

 後半も立ち上がりからチェルシーが突き放しにいく。9分、ショートコーナーからアザールのパスをPA右で受けたセスクがクロスを供給すると、相手と競り合いながらD・コスタがヘディングシュートを決め、3-1とリードを広げる。32分には、セスクを下げてFWペドロ・ロドリゲスを投入。その3分後の35分には、カンテがPA右深くまで侵入し、右足を振り抜いたが、これはGKフレイザー・フォスターに防がれた。

 余裕の試合運びをみせるチェルシーは後半41分、今季限りでの退団を表明しているDFジョン・テリーをピッチに送り出す。すると44分、左サイドでボールをおさめたD・コスタが相手3人に囲まれた状況からアザール、ペドロとパス交換しながら中央に切れ込み、右足を振り抜く。最後は吉田がプレッシャーをかけたが、シュートはゴール左隅に決まり、4-1。アディショナルタイムには右クロスからDFライアン・バートランドに1点を返されたが、チェルシーが4-2で勝利し、残り5試合となったプレミア制覇に一歩前進した。


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