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アーセナルが終盤のオウンゴールで貴重な勝ち点3獲得!岡崎途中出場のレスターは3戦未勝利

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アーセナルがオウンゴールで貴重な勝ち点3を獲得した

[4.26 プレミアリーグ第28節延期分 アーセナル1-0レスター・シティ]

 プレミアリーグは26日、第28節延期分を行い、FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは敵地でアーセナルと対戦し、0-1で敗れた。ベンチスタートとなった岡崎は後半25分から出場。高い位置からプレッシャーをかけ続けたが勝利には結びつかなかった。

 レスターは18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のアトレティコ・マドリー戦から2人を変更。DFウェズ・モーガンと岡崎に代えてDFロベルト・フートとFWレオナルド・ウジョアがスターティングメンバーに名を連ねた。一方、23日のFA杯準決勝マンチェスター・シティ戦から中2日で迎えたアーセナルは、4人を入れ替え、DFキーラン・ギブスとDFエクトル・ベジェリン、MFフランシス・コクラン、FWセオ・ウォルコットを先発で起用。この試合も引き続き3バックを採用した。

 試合はアーセナルがボールを保持して、レスターが引いて守るといった展開。前半7分、レスターはFKの流れからMFリヤド・マフレズ、MFマーク・オルブライトンとつないでFWジェイミー・バーディがPA左から左足を振り抜くが惜しくも左に外れる。22分には、左サイドからDFクリスティアン・フクスがロングスローを入れ、ファーサイドに流れてたボールをマフレズが左足ボレー。決定的なシュートだったが、GKペトル・チェフのファインセーブに阻まれた。

 攻めあぐねるアーセナルは前半27分、PA右でボールを受けたベジェリンが仕掛けてこぼれたボールをウォルコットが回収し、相手に寄せられながらも右足を振り抜いたが、GKカスパー・シュマイケルに弾き出される。アディショナルタイム1分には、MFメスト・エジルのパスをPA左手前で受けたFWアレクシス・サンチェスが中央に切れ込んで右足一閃。決まったかに見えたが、惜しくもクロスバーを叩き、前半はスコアレスに終わった。

 相手陣内でパスを回すアーセナルは後半14分、右サイドのベジェリンが中央に折り返し、PA手前からMFグラニト・ジャカが左足ダイレクトでミドルシュートを放つ。これがフートに当たってコースが変わるが、GKシュマケルに右手一本で弾き出される。なかなか決定的な場面を作ることができないアーセナルは23分にギブスを下げてFWダニー・ウェルベックを投入。最終ラインを4バックに変更した。

 レスターのクレイグ・シェイクスピア監督も後半25分、ウジョアに代えて岡崎をピッチに送り出す。対するアーセン・ベンゲル監督は30分に2枚替えを敢行。コクランとウォルコットを下げて、MFアーロン・ラムジーとFWオリビエ・ジルを入れる。すると、33分にDFローラン・コシールニーが右膝当たりを痛め、ピッチの外へ。すでに3枚の交代カードを使い切っていたが、なんとかプレーを続行し、肝を冷やされた。

 試合はこのままスコアレスドローかと思われたが、思わぬ形でスコアが動いた。アーセナルは後半41分、左サイドからサンチェスがクロスを上げると、セカンドボールをPA手前からDFナチョ・モンレアルが左足を振り抜く。このシュートは枠を外れていたが、フートの胸に当たってゴール右隅に吸い込まれ、土壇場で先制点。このオウンゴールが決勝点となり、アーセナルが1-0で2連勝とし、6位に順位を上げてトップ4入りに望みをつないだ。


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