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スランプが続く原口元気、指揮官は「コーヒーとケーキ、そして通訳を用意する」

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調子を落としているFW原口元気

 ヘルタ・ベルリンに所属する日本代表FW原口元気はここ数か月スランプに陥っている。パル・ダルダイ監督はドイツ誌『キッカー』で、問題解決に向けて同選手と「じっくり話すつもり」であることを明かした。

 原口は2016-17シーズン序盤、好パフォーマンスを披露し続け、チームに欠かせない主力選手となっていた。だが昨秋以降は好調を維持できず、ダルダイ監督も同選手が「過剰なモチベーション」を理由に、気負いすぎていることを何度か口にしてきた。原口がその課題を解決できていない状況に、ヘルタの責任者たちも頭を抱えているようだ。

「調子が良いゲンキが必要」と語るハンガリー人指揮官は『キッカー』に対して「ゲンキと近々にじっくり話すつもりだ。コーヒーとケーキ、そして通訳を用意する」とミーティングを予定していることを明かした。「オープンかつ誠実な対話を求めている。彼の頭の中で何が起こっているのか知りたいんだ。彼がまだ多くのことを理解できていないような気がするのでね」と話している。

 ヘルタと2018年までの契約を結んでいる原口だが、昨秋から続く契約延長交渉は難航中だ。同選手は代理人をヒール・デッカー氏から3年前に浦和レッズからの移籍を担当したトーマス・クロート氏に戻したが、それでも進展が見られない。ミヒャエル・プレーツSD(スポーツディレクター)は「ゲンキは自由になれていない。原因は交渉だね」とコメントし、本人はプレーに集中できていないことを指摘した。

 プレーツSDはまた「彼はこのクラブに早々に馴染み、この3年間の間、常に我々の助けとなる時期を迎えてきた。そういったフォームを取り戻してほしい」とも言及。新契約について「このテーマを早く片づけなければならない。我々は(彼側の)決断を必要としている」と原口サイドの決断を求めた。


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