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ボールボーイを小突いて一発退場の徳島DF馬渡「感情がバッと出てしまった…」

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一発退場となった徳島ヴォルティスDF馬渡和彰

[4.29 J2第10節 千葉2-0徳島 フクアリ]

 あまりにも軽率な行動だった――。前半14分、左サイドを駆け上がった徳島ヴォルティスDF馬渡和彰だが、PA外から飛び出したGK佐藤優也にクリアされてしまう。すぐさまスローインしてプレーを再開しようとした馬渡がボールボーイからボールを受けようとし、ボールボーイも一瞬遅れながらも対応しようとしたが、それに怒った馬渡はボールボーイを小突いてしまい、一発退場となった。

 試合後、馬渡は「GKが出ていた状況だったので、早くリスタートしたかったけど、早くもらえなかったと思い、僕の感情がバッと出てしまった」とその場面を振り返りつつも、「でもどういう状況であれ、大人として、サッカー選手として軽率な行動でした。非常に後悔していますし、深く反省しています」と反省の弁を述べた。

 そして、「顔を見てしっかり謝りたかった」と試合後には直接ボールボーイの元へと向かい謝罪したようだ。

 試合中、ボールボーイへのフォローをしていた1人が、東洋大で馬渡の先輩にあたるジェフユナイテッド千葉のDF若狭大志だった。「彼(ボールボーイ)は中学生くらいで、プロの選手にあんなことをされたらビビッてしまう。だから近くに寄って、『お前は悪くないぞ』と声を掛けました」。ハプニング後もボールボーイとしての仕事を行った少年に頭を撫でながら声を掛けていた。そして、後輩である馬渡の行動には「若過ぎる。反省してほしい」と反省を促した。

(取材・文 折戸岳彦)
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