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堀米勇輝が「感慨深い」J1初ゴール!甲府が虎の子の1点を守り抜き4戦ぶり白星、神戸は3連敗に

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決勝点を決めた堀米勇輝(左)

[4.30 J1第9節 神戸0-1甲府 ノエスタ]

 J1リーグは30日、第9節を行った。ノエビアスタジアム神戸ではヴィッセル神戸ヴァンフォーレ甲府が対戦し、MF堀米勇輝のJ1初ゴールによって、甲府が1-0で勝利した。

 立ち上がりからボールの主導権を握ったのは、ホームの神戸だった。前半2分、右サイドからMFウエスクレイが中央へ切れ込み、浮き球パス。これを受けたFW渡邉千真が相手に寄せられながらも右足を振り抜いたが、ゴール右に外れる。25分には、右サイドからDF高橋峻希が低く早いクロスを送り、渡邉が落としたボールをMF大森晃太郎が左足ボレー。強烈なシュート枠を捉えたが、GK岡大生にキャッチされた。

 粘り強い守備で神戸の攻撃を耐えた甲府は前半38分、カウンターから左サイドでMF兵働昭弘のロングパスを受けたMF田中佑昌がPA左からクロスを上げ、中央に走り込んだ堀米がヘディングで合わせ、先制点。堀米がワンチャンスを得点へとつなげ、プロ8年目にしてJ1初ゴールを叩き込んだ。

 後半開始からFW田中順也に代えてMF中坂勇哉をピッチに送り込んだ神戸。ピッチを幅広く使いながら攻撃を仕掛けるが、甲府のハードワークにてこずり、なかなか決定機を創出できない。逆に23分には不用意なパスミスからカウンターを受けたが、田中佑のクロスは味方に合わず、助けられた。

 終盤に向けて両チームが交代カードを使い、フレッシュな選手をピッチに送り出す。甲府は25分にMFオリヴァー・ボザニッチ、29分にはFWドゥドゥを入れる。一方、攻め疲れ感がある神戸は31分、MFニウトンに代えてFW小林成豪を入れ、残りの時間で同点、逆転を狙いに行った。

 神戸は後半36分、ゴール正面のFKから渡邉が直接狙うが、GK岡に止められてしまう。42分には中坂が強烈な左足シュートを放つが、甲府の集中したブロックに阻まれ、最後までゴールネットを揺らすことができなかった。試合は1-0のままタイムアップ。甲府が4試合ぶりの白星で今季アウェー初勝利とし、神戸は3連敗とした。

 決勝点を挙げた堀米は試合後のインタビューで、「佑昌さんがいいボールを上げてくれて、あとは押し込むだけだったので、思い切りいきました。(J1初得点は)ここまで長かったので、感慨深いです」と自身の得点を振り返った。


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