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マンU、大ピンチ…“疑惑の判定”で先制も17位スウォンジーと痛恨のドロー、バイリー&ショーが負傷交代

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頭を抱えるアントニー・マルシャル

[4.30 プレミアリーグ第35節 マンチェスター・U 1-1 スウォンジー]

 プレミアリーグは30日、第35節を行った。オールド・トラッフォードではマンチェスター・ユナイテッドスウォンジーが対戦し、1-1で引き分けた。

 27日に行われた4位マンチェスター・シティとの“マンチェスター・ダービー”を1-1で引き分け、トップ4入りに望みをつないだ5位ユナイテッド。降格圏17位に沈むスウォンジーを迎えた一戦は、先発を4人変更し、DFルーク・ショー、MFアシュリー・ヤング、MFジェシー・リンガード、FWウェイン・ルーニーが先発出場した。

 最終ラインに負傷者を多く抱えるユナイテッドは前半8分にアクシデント発生。ショーが負傷し、DFアントニオ・バレンシアとの交代を余儀なくされた。対するスウォンジーは13分、MFトム・キャロルのパスをPA左で受けたFWフェルナンド・ジョレンテが鋭い切り返しでDFエリック・バイリーをかわし、右足シュートを放つもGKダビド・デ・ヘアの好セーブに阻まれた。

 ユナイテッドは前半17分、左サイドからFWアントニー・マルシャルが中央に切れ込んでゴール前に放り込むと、これに反応して抜け出したリンガードが左足で合わせるもGKウカシュ・ファビアンスキに止められる。それでもアディショナルタイム2分、リンガードのスルーパスに反応したFWマーカス・ラッシュフォードがGKファビアンスキに倒され、ホイッスル。GKファビアンスキは手をひっこめたように見えたが、主審はPKを宣告し、ルーニーが冷静にゴール右隅に流し込んでユナイテッドが先制した。

 追加点を狙いにいくユナイテッドは、後半4分に決定機が訪れる。エレーラがPA右から折り返したボールをルーニーが右足シュート。しかし、チームメイトのマルシャルの体に当たって、枠を外れてしまう。すると、11分に恐れていたことが起きてしまう。ジョレンテへのスライディングの際に「現時点で唯一抱えているシニアの本職センターバック」のバイリーが右足首を負傷。一時はプレーを続けたが、16分にDFマッテオ・ダルミアンと交代した。

 スウォンジーも後半27分、7分前に投入したばかりのMFジェフェルソン・モンテーロが右腿裏を痛め、負傷交代。それでも、34分にゴール正面でFKを獲得すると、MFギルフィ・シグルドソンが右足で放ったシュートが壁の上を越えてゴール右隅に突き刺さり、1-1と試合を振り出しに戻した。

 今節の上位勢の状況にもよるが、このままでは来季のチャンピオンズリーグ出場圏内の4位以内が厳しい状況となってしまうユナイテッド。死に物狂いで勝ち越しゴールを狙いにいくが、マルシャル、リンガード、ラッシュフォードが放ったシュートはゴールネットを揺らすことができず、1-1でタイムアップ。ユナイテッドは痛恨の引き分けに終わった。


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