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チェルシーがプレミア制覇に向けて前進!ペドロの圧巻ミドルなど3発で難敵エバートン撃破

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チェルシーがDFガリー・ケーヒルやFWペドロ・ロドリゲスらのゴールで快勝

[4.30 プレミアリーグ第35節 エバートン0-3チェルシー]

 プレミアリーグは30日、第35節を行った。首位を走るチェルシーは敵地で7位エバートンと対戦し、3-0で快勝した。

 前節サウサンプトンに4-2で勝利し、マンチェスター・ユナイテッド戦の敗戦を払拭したチェルシーは、メンバーを1人代え、FWペドロ・ロドリゲスをスタメンで起用。“不動の11人”で難敵エバートンに挑んだ。

 最初にチャンスを迎えたのはエバートンだった。前半2分、PA左手前でパスを受けたFWドミニク・カルバート・ルーウィンが縦に仕掛け、角度のないところから左足を振り抜く。左ポストの跳ね返りにFWロメル・ルカクが詰めたが、寸前でDFガリー・ケーヒルにクリアされた。

 チェルシーは前半21分、ペドロのパスをハーフェーライン付近で受けたFWジエゴ・コスタが相手と体を入れ替えて反転し、スルーパス。裏に抜け出したMFエデン・アザールがPA右でGKマールテン・ステケレンブルフをかわして右足シュートを放つが、角度がなく枠を外れる。22分には、センターサークル内からMFネマニャ・マティッチが意表を突いたドリブル突破をみせたが、左足ミドルシュートはGK正面。さらに24分には、DFダビド・ルイスのロングフィードを胸で受けたD・コスタが反転から右足ボレーも大きくふかし、前半はスコアレスに終わった。

 前半はボール支配率がほぼ同じだったが、後半に入ってチェルシーが高めていくと、8分に右CKのトリックプレーからMFビクター・モーゼスが鋭いクロスを入れるが、味方には合わない。それでも試合を動かしたのはチェルシーだった。21分、マティッチのパスをペナルティーアーク手前で受けたペドロが切り返しからシュートコースを作って左足一閃。強烈なシュートがゴール左上に突き刺さり、チェルシーが先制に成功した。

 反撃に出たいエバートンは後半27分にFWケビン・ミララスとFWアルナ・コネを入れる。チェルシーは28分に鼠径部を痛めたD・ルイスが一度ピッチの外に出て、治療を受けたがプレーを続けた。34分には、左サイド深くでFKを獲得し、アザールがゴールに向かって低く速いボールを入れる。DFガリー・ケーヒルが右足で合わせると、GKステケレンブルフが弾いたボールが再びケーヒルに当たってゴールに吸い込まれ、2-0とリードを広げた。

 チェルシーは後半37分、D・ルイスが交代を訴え、DFナタン・アケを入れ、MFセスク・ファブレガスも同時に投入する。さらに40分にMFウィリアンと入れると、この交代策が奏功する。直後の41分、PA左に侵入したセスクが左サイドから中央に走り込んだウィリアンの動き出しに合わせて、ラストパス。これがウィリアンにピッタリつながり、右足で難なくゴールに流し込んだ。

 試合は3-0でチェルシーが勝利。プレミア制覇にまた一歩前進した。さらにこの直後にアーセナルと対戦する2位トッテナムにプレッシャーをかけた。残りは4試合となった今シーズン。このままチェルシーは首位を守り抜くことができるだろうか。


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