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[MOM2104]西武台MF今田剛(1年)_球際武器のボランチがFWとしての可能性示して2得点

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西武台高MF今田剛

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.29 Rookie League A Group第1節 矢板中央高 2-3 西武台高 時之栖裾野G]

 新たな可能性を示した。西武台高のボランチ、MF今田剛は前半から攻守において力強い動き。「強みはボール際の強さだったり、1対1のDFの局面だったり勝ち切ること」というMFはボールサイドの局面で厳しく相手に身体を当ててボール奪取に貢献すると、推進力十分のドリブルでバイタルエリアを駆け上がり、ラストパスを繰り出した。

 そして後半にはFWとして勝利に貢献する。1-2から「矢板もライン高くてCBが余裕持っていたんで、裏へ呼び込めば取れるかなと思って呼び込んで決めた」と同点ゴールを決めると、さらに混戦から抜け出して決勝点。中学時代まではあまり経験のなかったというFWで結果を残した。

 西武台では1年生ながらすでにトップチームも経験。黒岩宏明コーチは今田のFW起用について「身体はちっちゃいけれど身体的な能力が高いです。ボランチ、トップ下をメーンで考えていたんですけど、FWもできないかなと試しました。トップでもFW、右ウイングで使われる機会があるので」と説明。その起用に見事応える活躍だった。

 憧れの存在はレアル・マドリーのMFカゼミーロ。「みんなに安心感を与えられるようなプレーヤーになりたい」という今田がRookie Leagueで力を磨き、課題という判断面などを改善して、トップチームでチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)
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