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高校選抜・ドイツ遠征終えた桐光出身MF鳥海芳樹が桐蔭横浜大で早くもデビュー!

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大学リーグデビューした鳥海

[4.30 第91回関東大学1部L第2節 専修大0-0桐蔭横浜大 夢の島]

 期待のルーキーがデビューした。桐光学園高出身の桐蔭横浜大MF鳥海芳樹(1年=桐光学園高)が4月30日に行われた関東大学リーグ第2節・専修大戦に途中出場し、大学リーグデビューを飾った。高校選抜の一員としてドイツ遠征を終えたばかりのルーキーだが、チームの期待を背にピッチへ送られた。

 0-0の後半23分に途中出場。桐蔭横浜大の八城修監督が「チームとして蹴ることが多くなってしまって、うちの選手の特長が出ない試合になってしまった。そういうなかで後ろは怖くて蹴ってしまったり、彼(鳥海)の良さが出づらかったと思う」と振り返ったように持ち味のドリブルなどで勝負したのは、PA左から持ち込んだがDFに阻まれた場面の一度ほど。終了間際のアディショナルタイム4分には、後方からのボールを簡単にはたき、FW鈴木国友(4年=相洋高)へつなぐと自身は前へ詰めたがリターンを受けることは叶わなかった。

 チームはスコアレスドローで今季初勝利はお預け。ルーキーは「自分の長所はなかなか出せなかったので悔しい。みんなが疲れている分、自分が裏に抜けたり、セカンドボールを拾ったりして、チームを助けたかったんですけど、できなかったのでちょっと後悔しています」と唇を噛む。

 それでも指揮官が「これからだと思うし、うちで試合に出るのも大変だと思う。1年生で出るというのは、それだけ私も期待していますし、次の試合あたりは先発するかもしれない」と含みを持たせたように、ここからの活躍に期待が寄せられる。

 桐蔭横浜大はトーナメント戦で複数の選手を起用して勝ち進むなど、強さがあり、この連戦でも大幅なメンバー変更の可能性も高い。指揮官も「中2日かしかないので、がらっと変えるかもしれない」と言うとおり。3日に行われる筑波大戦で再び出番がやってくる可能性は高そうだ

 桐蔭横浜大を選んだ理由について、「監督が1年生のときからチャンスをくれる方と、ゼイン(イサカ)くんなどから聞いていたので」と明かした鳥海。「出場時間を伸ばせるように練習から努力して、スタメンで試合に出て、結果を残したい。なによりも得点を決めたいので、結果というものにこだわって、チームを勝たせることができれば」と力を込めた。

(取材・文 片岡涼)

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