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スペインでも久保建英のトップデビューを報じる「元バルサのタケ、わずか15歳で」「記録づくめの青年」

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スペインメディアがFW久保建英のトップデビュー戦を紹介した

 FC東京U-18に所属するFW久保建英のトップチームデビューは、日本で大きな話題をさらった。スペイン『ムンド・デポルティボ』や『スポルト』も久保の成長ぶりに注目している。

 待望のデビューは、3日に行われたルヴァン杯グループリーグ第4節の北海道コンサドーレ札幌戦で訪れた。久保は後半21分にFW永井謙佑と交代でピッチに入り、FC東京の1-0の勝利に貢献している。

 久保の活躍はスペインでも関心を集めている。バルセロナの地元メディア『ムンド・デポルティボ』は「元バルサのタケ・クボがわずか15歳でFC東京でのデビューを飾った」と銘打って記事を掲載。「バルサが追跡する若きフットボーラーがカップ戦で初めてピッチに立った」とし、以下のように続けている。

「ラ・マシア(バルセロナの育成寮)で育ったタケフサ・クボはFIFAの処分の影響で帰国せざるを得なかった。だが彼は日本で歴史を塗り替え続けている。先の水曜日、わずか15歳でFC東京のトップチームでデビューを果たしている」

「タケフサ・クボは65分に背番号41を背負ってピッチに立った。堂々としたプレーぶりで、バイタルエリアでのFKを蹴る意欲さえ見せた。4年を過ごしたバルセロナ時代と同じように、彼はアスル・グラナ(青とえんじ)のユニフォームを身にまとっていた。なぜならそれがFC東京のカラーだからだ」

「2015年に帰国を余儀なくされたタケだが、FIFAから契約上のつながりは禁止されているものの、バルサとの心のつながりは続いている。彼はバルサファンであり続け、クラブは彼の成長を注視している。バルセロナがクラブW杯で来日した際や、インファンティルB(U-13世代)が東京でワールドチャレンジカップに出場した際には、久保がスタッフの下を訪れて両者は関係を維持してきた」

「記録づくめの青年。彼は日本で記録を打ち破り続けている。FC東京U-23でのデビュー戦では、実に7653人もの観客を駒沢陸上競技場に集めた。メディアの数は182に上った。そしてU-20日本代表に選出され、韓国での世界大会に挑もうとしている。彼の目標はバルサへの復帰、そして2020年の東京五輪に出場することである」

 一方で、同じくバルセロナにオフィスを構える『スポルト』は次のように伝えている。

「予想されていたように、タケフサ・クボのデビュー戦はコンサドーレ札幌戦で訪れた。わずか15歳で、トップチームでの最初の数分を手にしたのだ」

「背番号41のタケは、25分間プレー。クラブもインスタグラムで彼のデビューを祝っている。トップ下に入った彼は精力的な動きを見せ、そのデビューは日本で大きなインパクトを残した。彼はバルセロナでその才能を如何なく発揮していたが、2年前にFIFAの処分により帰国を余儀なくされている」

「だがタケとバルサの関係は続いてる。彼の夢はいつの日かバルサに戻ること。それを隠そうともしていない。彼が成年になるまで、それは叶わない。それでも彼は日本で成長を続けている。トップデビューを飾ったばかりでなく、5月20日から開催されるU-20W杯に参加する日本代表にも選出されているのだ」


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