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「正しい認識が得られず残念」旭日旗問題の処分について川崎F社長がコメント

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川崎FがAFCからの処分を発表した

 川崎フロンターレは4日、アジアサッカー連盟(AFC)から下された処分について、クラブ公式サイトで改めて発表した。処分内容は、1年の執行猶予付きでAFC主催のホームゲーム1試合の無観客試合と、罰金1万5000ドル(約170万円)。9日に等々力陸上競技場で行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第6節イースタンSC戦については、予定通り開催するという。

 クラブの説明によると、4月25日に韓国・水原で行われたACLの水原三星(韓国)戦の試合前に、一部の川崎Fサポーターがスタンド内で旭日旗を掲出。水原三星のセキュリティオフィサーが旗を没収するとともに、サポートスタッフとして帯同していたJリーグスタッフへ報告を行った。

 その後、Jリーグスタッフから報告を受けた川崎Fスタッフが当事者2名からヒヤリング。試合後には約30人の水原三星サポーターが川崎Fサポーターエリアに侵入する騒動もあった。

 最終的には川崎Fスタッフや警察立会いの下、代表者同士の話し合いによって一旦収束。しかし、スタジアムの外に水原三星サポーターが待ち構えていたため、川崎Fサポーターを外に出すのは危険と判断され、警察の護衛の下で川崎Fサポーター約30名がスタジアムからタクシー、バスで帰路についたという。なお、当事者2名から後日、観戦自粛の申し入れを受けたようだ。

 代表取締役社長を務める藁科義弘氏はクラブ公式サイトを通じ、以下のようにコメントしている。

「今回、私たちとしては、旭日旗に政治的または差別的なメッセージは一切ないとお伝えしてきただけに、正しい認識が得られず残念です。引き続き理解が得られるよう努力していきたいと思っています。

 一方で、水原三星との試合において、試合会場で混乱が生じ、サポーターの皆様方の安全が脅かされ、また安心・安全な試合運営に支障を来した事実を重く受け止めています。

 AFCやJFA、Jリーグとも連携して選手が安全にプレーし、サポーターの皆様方が安心・安全に楽しく観戦できる試合環境を作っていくことは、我々クラブ、JFA、Jリーグの責務であると考えています。

 今後、今回の試合で生じたような混乱を未然に防ぐため、同様の混乱が予想される可能性のあるバナー類の掲出については自粛をお願いしていく対策をとっていきます」


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