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ハリル監督もしっかりメモ…倉田同点弾もG大阪は清水とドローで奪首ならず

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MF倉田秋が同点弾を決めたG大阪だったが、清水と引き分けて首位奪取とはならなかった

[5.5 J1第10節 G大阪1-1清水 吹田S]

 ガンバ大阪はホームで清水エスパルスと対戦し、1-1で引き分けた。勝てば首位に浮上する一戦だったが、勝ち点1を積み上げるにとどまり、浦和と同勝ち点19の3位に後退した。

 試合は後半に入ってから動きを見せた。スコアを動かしたのは清水。後半4分、左サイド深くでDF松原后が粘って残すと、MF白崎凌兵が素早くクロス。これが逆サイドでフリーになっていたFWチアゴ・アウベスに届くと、リーグ初先発の助っ人は落ち着いてダイレクトで流し込み、先制点を奪った。

 ただG大阪もすぐに反撃に出る。後半10分のMF藤本淳吾のアーリークロスを合わせたFW長沢駿のシュートは惜しくも左ポストに嫌われたが、G大阪は同11分にMF泉澤仁とMF遠藤保仁を同時投入。これにより中盤の構成を変えていたことが、清水守備陣の一瞬の隙を作り出す。

 後半12分、MF堂安律のパスを受けたMF倉田秋がMF井手口陽介とのワンツーでエリア内に入ってダイレクトで蹴り込む。ボランチから一列前に上がっていた倉田が値千金の同点弾を蹴り込んだ。またこの試合は日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督も観戦に訪れており、倉田の得点後はしっかりメモを取る姿が見られた。

 しかし勝ち越し点は互いに奪うことは出来なかった。公式戦の連続ゴールを3試合に伸ばしていた堂安も不発に終わった。スコアはこのまま1-1で終了。G大阪のリーグ戦の連勝は2で止まり、順位も3位に後退。清水は連敗は避けたものの、リーグ戦は4戦勝ちなし。公式戦で数えると、6戦勝ちなしとなった。


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