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“らしさ”取り戻した川崎F、華麗なパスワークから小林悠が今季4ゴール目!

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今季4ゴール目を叩き込んだFW小林悠

[5.5 J1第10節 川崎F3-0新潟 等々力]

 大型連休に開催された一戦には2万5095人のサポーターが詰めかけた。川崎フロンターレFW小林悠は「バスが到着した時から鳥肌が立つほどの応援が聞こえた。やらなきゃいけない気持ちにさせてもらった」と奮い立った。4月30日に行われた前節のC大阪戦(0-2)では痛恨のPK失敗。悔しさを晴らす1ゴール1アシストの活躍で、5試合ぶりの勝利に貢献した。

 鮮やかな崩しから貴重な2得点目を叩き込んだ。1-0で迎えた後半5分、MF長谷川竜也が左からカットインし、相手選手を引きつけながらMF阿部浩之にパス。阿部のダイレクトパスに抜け出すと、GKとの1対1から右足でニアを破り、今季4ゴール目。複数選手でフィニッシュまでのイメージを共有し、華麗なパスワークからゴールを陥れた。

 この日は4-2-3-1の右サイドハーフで先発。前半途中からは4-4-2のシステム変更に伴い、最前線に入り、新戦力の阿部とツートップを形成した。「すごくやりやすい。阿部ちゃんとは試合中にもコミュニケーションをとってプレーできている。お互いにすごくいい関係になってきた」。後半30分には阿部のダメ押しゴールをお膳立て。連携面の成熟に確かな手応えを感じている。

 主将としての苦悩があった。4試合勝利から離れ、C大阪戦後に選手間でミーティングを行い、「もう一回、全員で意識の再確認をした」。チームの士気を高め、MF中村憲剛不在の試合で勝利を手繰り寄せた。ここから上昇気流に乗り、上位浮上へ。頼れるキャプテンは「今日は勝ったけど、勝ち点を取りこぼした試合もあった。一喜一憂せずに次の試合に向けてしっかり準備をしていきたい」と手綱を締め直した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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