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久保建英先発のF東23、2人の退場者出して琉球に完封負け

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先発出場したU-20日本代表FW久保建英

[5.6 J3第7節 F東23 0-3 琉球 味フィ西]

 J3リーグは6日に第7節を開催し、味の素フィールド西ヶ丘ではFC東京U-23FC琉球が対戦。前半だけで3点のリードを奪った琉球が、そのまま逃げ切って3-0の完封勝利を収めた。

 F東23はU-20W杯メンバーに選出されたGK波多野豪とFW久保建英がスターティングメンバーに名を連ね、MF米本拓司が昨年7月の負傷から復帰後、公式戦初となる先発出場を果たした。一方の琉球は4月30日に行われたJ3第6節秋田戦と同じ11人が先発で起用された。

 いきなり試合を動かしたのはアウェーの琉球だった。MF富所悠が蹴り出したFKがファーサイドに流れたところに反応したMF田辺圭佑が放ったシュートはGK波多野豪に弾かれたものの、こぼれ球をDF才藤龍治が蹴り込んでスコアを1-0とした。先制を許したF東23は同15分、米本の鮮やかな浮き球のパスからPA内に進入したMFユ・インスが胸トラップから流れるようなオーバーヘッドで狙うも、シュートをジャストミートさせることができなかった。

 すると前半18分にF東23をアクシデントが襲う。同11分に警告を受けていたDF小川諒也が2度目の警告を受けて退場し、数的不利に陥ってしまう。同23分には自陣でボールを受けた久保がマルセイユルーレットで相手をかわし、一気の加速で敵陣PA外まで持ち上がったものの、シュートまで持ち込むことはできなかった。

 すると前半30分、MF名倉巧のスルーパスに反応した富所が放った右足シュートが波多野の股を抜けてネットに突き刺さり、琉球がリードを2点差に広げる。さらに同36分には名倉とのパス交換から右サイドを突破した才藤が送った弾道の低いクロスがファーサイドまで抜けると、フリーでボールを受けた富所が豪快に蹴り込んでスコアを3-0とした。

 3-0と琉球がリードしたまま後半を迎えると、同13分にF東23ベンチが動き、FWネイサン・バーンズに代えてDF岡庭愁人がピッチへと送り込まれた。同17分にはF東23がゴール前でFKの好機を得たが、久保が蹴り出した直接FKは枠上に外れてしまう。同26分には琉球がゴールを脅かすが、富所が狙った直接FKはクロスバーを叩いて追加点とはいかなかった。

 すると後半37分にMF内田宅哉が2度目の警告を受けて退場し、F東23は2人少ない状況となってしまう。その後、数的優位に立つ琉球に追加点こそ生まれなかったものの、F東23にも反撃を許さずに3-0の完封勝利で3試合ぶりの白星を獲得した。

(取材・文 折戸岳彦)
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