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チェルシーの2年ぶり優勝までマジック1!D・コスタ弾など3発でミドルスブラを2部降格に追いやる

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ジエゴ・コスタは今季20点目とした

[5.8 プレミアリーグ第36節 チェルシー3-0ミドルスブラ]

 プレミアリーグは8日、第36節の1試合を行った。チェルシーミドルスブラを本拠地スタンフォード・ブリッジに迎え、3-0で勝利。プレミア制覇に王手をかけた。一方のミドルスブラはチャンピオンシップ(2部相当)への降格が決まった。

 優勝が近づいているチェルシーは、前節エバートン戦から1人を変更。大腿部に問題を抱えているMFエンゴロ・カンテに代わってMFセスク・ファブレガスが先発に起用された。試合は戦前の予想通り終始チェルシーが主導権を握った。前半2分、セスクの正確なフィードからPA左に走り込んだMFマルコス・アロンソが左足ボレー。GKブラッドリー・グザンが弾いたボールは惜しくもクロスバーを叩いた。

 勝ち点28で19位のミドルスブラは、この試合で敗れると、残留圏内17位のスウォンジーとの勝ち点差が『7』となり、残り2試合で逆転することができなくなるため、今節での降格が決まってしまう。しかし、セスクやDFセサル・アスピリクエタの精度の高いフィードが、何度も最終ラインの裏に通され、防戦一方。ドリブル成功率が欧州一ともいわれるMFアダマ・トラオレになかなかボールが入らなかった。

 すると試合は前半23分に動く。チェルシーはセスクの浮き球パスに反応し、完全に裏を取ったFWジエゴ・コスタが冷静なトラップから右足シュート。GKグザンのマタを抜いて先制のゴールネットを揺らす。さらに34分、先制点と同じようにアスピリクエタがゴール前に浮き球パスを送ると、PA左からアロンソが滑り込みながら左足で合わせる。角度はなかったが、GKグザンの左足に当たってゴールにおさまり、2-0とリードを広げた。

 後半も引き続きチェルシーが試合を優勢に進め、ミドルスブラはサンドバッグ状態に。開始早々の1分、左からアザールが折り返したボールをFWペドロ・ロドリゲスが右足ダイレクトで狙うもクロスバー直撃。9分にDFガリー・ケーヒル、10分にはセスクがミドルシュートを放ち、果敢に追加点を狙っていくと20分に“伏兵”がゴールネットを揺らす。右CKの流れからセスクが右足アウトでオシャレにラストパスを入れると、MFネマニャ・マティッチが胸トラップから右足シュートがGKグザンの股を抜け、リードを3点に広げた。

 チェルシーは、後半27分にアザールを下げてMFウィリアン、36分にはペドロに代えてMFナサニエル・チャロバーを入れる。39分には、今季限りで退団するDFジョン・テリーもピッチに入り、試合はそのまま3-0で終了。勝利したチェルシーは、残り3試合で2位トッテナムとの勝ち点差を『7』に広げ、次節WBA戦で勝利すれば2014-15シーズン以来、2シーズンぶりのプレミア優勝が決まる。

 一方、ミドルスブラの降格が決定。英『サン』によると、試合には間に合ったもののスタンフォード・ブリッジに向かう際にチームバスが事故を起こしていたようで、ボロ(ミドルスブラの愛称)にとって散々な一日となった。


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