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退任報道のトゥヘル、代理人が反応…「この件でさらなるダメージを受けないことを重視」

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ドルトムントトーマス・トゥヘル監督

 トーマス・トゥヘル監督の意思は、今後もドルトムントに残ることにあるようだ。同監督の代理人を務めるオラフ・マインキング氏がドイツ『シュポルト1』で明かしている。

 ドルトムントのハンス・ヨアヒム・バツケCEOは地元紙『レビア・シュポルト』で、先月のバス爆破事件後トゥヘル監督が発したUEFA批判において戸惑いを覚えたことを認めている。主張に反して、同監督は実際に”事件翌日開催”への意見を問われていたことを明かしつつ、考えの食い違いをうかがわせた。

 さらに全国紙『ズュートドイチェ・ツァイトゥング』は8日、名が明かされていない選手数人やスタッフの同監督に対する批判的なコメントを伝え、チームとの関係が悪化していることを指摘した。内部をめぐる一連の出来事により、冬にも浮上していたドルトムント指揮官の退任報道が再燃。ドイツ各メディアではトゥヘル監督とドルトムントとの関係はもはや修復不可能とも伝えられているところだ。

 しかし、ここにきてマインキング代理人は「我々の目標は、トーマスがドルトムントに残り、すべてが落ち着くことだ」とのコメントを残している。さらに以下のように続けた。

「私として重視したいのは、この件でトーマス・トゥヘルがさらなるダメージを受けないことだ。トーマスはすべての発言において常に率直で誠実であったし、そうあり続けている。”食い違い”と言われている問題を解決できることを望む」

 なお『シュポルト1』によると、トゥヘル監督本人はメディアに対し、この件について今後もコメントを控えるという。『ズュートドイチェ・ツァイトゥング』では今夏以降の同監督の続投の可能性が”奇跡”とされるなかで、火に油を注ぐことは望んでいないとみられる。

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