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ユベントス、21年ぶり欧州制覇に王手!モナコは注目18歳FWが一矢報いる

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ユベントスが2戦合計4-1でモナコに勝利し、2年ぶりの決勝に勝ち上がった

[5.9 欧州CL準決勝第2戦 ユベントス2-1モナコ]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準決勝第2戦が9日に行われ、ユベントス(イタリア)がホームでモナコ(フランス)に2-1で勝利した。2戦合計スコアでも4-1と大勝し、2年ぶりの決勝へと駒を進めた。

 ユベントスは3日に敵地で行った第1戦を、FWゴンサロ・イグアインの2ゴールによって2-0で快勝。6日にホームで行った国内リーグ戦のトリノダービーは1-1で引き分け、ホームの連勝をストップさせたが、主力を温存してこの日の試合に臨んだ。

 試合が始まるとユベントスは10分にMFサミ・ケディラが左足を痛めて負傷交代するアクシデントに見舞われるが、慌てることなくゲームを進めていく。そして先制点の場面は前半33分、カウンターで持ち込むと、DFダニエウ・アウベスの右クロスを合わせたFWマリオ・マンジュキッチのヘッドはGKダニエル・スバシッチに防がれたが、跳ね返りをマンジュキッチ自らが押し込み、スコアを動かす。

 先制点を奪った直後にはスルーパスで裏を取ったイグアインがゴールネットを揺らしたが、これは惜しくもオフサイド判定でノーゴール。しかし前半終了間際の44分、左サイドでCKを獲得すると、GKダニエル・スバシッチにパンチングでクリアされたボールをダニエウ・アウベスがダイレクトで合わせて蹴り込む豪快なゴールで、ユベントスがリードを2点に広げて折り返した。

 意地を見せたいモナコは後半24分、左サイドで得たCKからチャンスを作ると、MFジョアン・モウチーニョがドリブルでエリア内に侵入。マイナスのクロスを入れると、ニアでFWキリアン・ムバッペが押し込む。今夏の移籍でビッグクラブ入りが有力視される注目18歳の得点で何とか1点を返す。

 しかし今大会3失点目、決勝トーナメントに入って初の失点を喫したユベントスだったが、これ以上の失点を許すことはなかった。2-1で逃げ切り、欧州の舞台でのホーム無敗を23試合に伸ばしたユベントスが、21年ぶり3度目の欧州制覇に王手をかけた。決勝は6月3日(日本時間同4日3時45分)にカーディフにあるウェールズ国立競技場で開催。相手は準決勝もう一試合のアトレティコ・マドリー対レアル・マドリーの勝者となる。


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