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鈴木優磨2発の鹿島が首位突破!!日本勢対決回避で決勝T1回戦の相手は広州恒大

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前半18分に先制点を決めたFW鈴木優磨はお馴染みの“クリロナパフォーマンス”

[5.10 ACLグループリーグ第6節 鹿島2-1ムアントン カシマ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は10日、グループリーグ第6節を行い、E組ではともに決勝トーナメント進出を決めている2位鹿島アントラーズがホームで首位のムアントン・ユナイテッド(タイ)と対戦し、FW鈴木優磨の2ゴールにより2-1で競り勝った。4勝2敗の勝ち点12に伸ばした鹿島は同11のムアントンを抜いてE組首位が決定。今月23日、30日に行われる決勝トーナメント1回戦でG組2位の広州恒大(中国)と対戦することが決まった。

 勝てば逆転で首位突破が決まるが、引き分け以下なら2位通過となり、決勝トーナメント1回戦で川崎Fと激突することになる鹿島。4日のJ1浦和戦(1-0)からは先発3人を入れ替え、MF永木亮太が公式戦2試合ぶり、鈴木が公式戦6試合ぶり、DF三竿雄斗は公式戦13試合ぶりの先発となった。

 試合開始早々の前半4分、右サイドでボールを持ったMF遠藤康が中央に入れると、鈴木がスルーしてMF土居聖真が右足でシュート。決定的な形だったが、惜しくもゴール右へ外れた。同10分にはカウンターからピンチを招き、FWモンコル・トサクライに強烈なシュートを打たれたが、GKクォン・スンテが鋭い反応で弾き出した。

 すると前半18分、鹿島は右サイドの遠藤がスルーパス。オフサイドラインぎりぎりから飛び出した鈴木が前に出てきたGKをドリブルで抜き切る前に右足を振り抜き、GKの股間を通して無人のゴールに流し込んだ。

 3月18日のJ1清水戦(3-2)以来となる鈴木の公式戦ゴールで先制した鹿島はその後もチャンスをつくる。しかし、前半31分、三竿雄の左クロスに合わせたFWペドロ・ジュニオールのヘディングシュートはGKがキャッチ。同39分には遠藤の右CKにDF西大伍が頭で合わせたが、GKの好セーブに阻まれた。

 そのまま1-0で折り返すかと思われた前半45分、ムアントンは中央でボールを受けたFWティーラシル・ダンダが華麗なボールタッチで土居の股間を通し、PA手前から右足を一閃。豪快なミドルシュートをゴール左上に突き刺し、1-1の同点で前半の45分間を終えた。

 首位通過のためには勝たなければいけない鹿島。後半15分、右サイドから遠藤が利き足とは反対の右足でピンポイントクロスを送ると、鈴木のヘディングシュートが決まって2-1と勝ち越しに成功した。

 直後の後半17分には決定的なピンチ。DFラインの背後を突かれ、DFティーラトン・ブンマタンに強烈なシュートを打たれたが、GKクォン・スンテが弾いたボールは左ポストに当たって跳ね返る。こぼれ球をFWモンコル・トサクライに頭でもう一度折り返されたが、DF昌子源の体に当たってゴール方向にこぼれたボールをクォン・スンテが必死にかき出し、最後は右ポストを叩いて難を逃れた。

 このプレーで左足首を痛めた昌子はいったんピッチを離れたが、すぐにプレーを再開。後半22分、三竿雄の左クロスに鈴木が頭で合わせたが、クロスバーを越え、ハットトリック達成とはならなかった。試合終了間際の後半45分には途中出場のMF三竿健斗が左足で強烈なミドルシュートを放つが、GKがファインセーブ。試合を決定づける3点目を奪うことはできなかったが、そのまま2-1で逃げ切り、E組首位での決勝トーナメント進出を決めた。なお、E組2位となったムアントンは決勝トーナメント1回戦で川崎Fと対戦する。

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