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小川航基が決勝弾…U-20日本代表、控え組中心の磐田に完封勝利

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先制点を奪ったU-20日本代表FW小川航基(磐田)

[5.12 練習試合 磐田 0-1 U-20日本代表 ヤマハ]

 U-20日本代表は12日、ヤマハスタジアムでジュビロ磐田と練習試合(30分×2本)を行った。前半25分にFW小川航基(磐田)のゴールで先制したU-20代表が、そのまま逃げ切って1-0の完封勝利を収めた

 4-4-2のシステムを採用したU-20代表はGKに山口瑠伊(FCロリアン/フランス)、最終ラインは右からDF藤谷壮(神戸)、DF冨安健洋(福岡)、DF中山雄太(柏)、DF初瀬亮(G大阪)、ボランチにMF市丸瑞希(G大阪)とトレーニングパートナーのMF伊藤洋輝(磐田U-18)を並べ、右サイドハーフにMF遠藤渓太(横浜FM)、左サイドハーフにMF三好康児(川崎F)、2トップにFW小川航基(磐田)とFW久保建英(FC東京U-18)を配置した。

 前半3分にいきなり危機を迎えたU-20代表だが、細かいパスワークからMF松浦拓弥に放たれたシュートはゴール右に外れて難を逃れた。同5分にはU-20代表がシュートチャンスを迎える。冨安のサイドチェンジを左サイドで受けた三好のクロスに対し、ニアサイドに走り込んだ小川がヘディングで合わせてゴールを強襲するも、ボールはわずかにゴール右に外れてしまった。

 さらに前半13分にはハーフウェーライン付近でボールを受けた久保が、寄せてくる相手をかわして前を向くとドリブルで運び、小川へのスルーパスを試みたが、相手選手のクリアに遭ってシュートまで持ち込めなかった。U-20代表は前半途中から遠藤と三好のポジションをチェンジ。左サイドに入った遠藤がタッチライン際を駆け上がる場面を何度か作るが、なかなか好機には結び付かない。しかし同25分、市丸のスルーパスからPA内に進入した伊藤が放ったシュートはGK三浦龍輝に阻まれたものの、こぼれ球に反応した小川が押し込んでU-20代表が先制に成功した。

 後半に入ると、U-20代表は市丸以外の10選手を入れ替える。GKに波多野豪(FC東京)、最終ラインは右からトレーニングパートナーのDF田中陸(柏U-18)、DF板倉滉(川崎F)、トレーニングパートナーのDF橋岡大樹(浦和ユース)、DF舩木翔(C大阪)、ボランチにMF原輝綺(新潟)と市丸を並べ、右サイドハーフにMF堂安律(G大阪)、左サイドハーフにMF坂井大将(大分)、2トップにFW岩崎悠人(京都)とFW田川亨介(鳥栖)を配置した。

 後半3分にはミドルレンジからMF針谷岳晃にゴールを脅かされたが、シュートはクロスバーを叩いて失点を逃れると、同8分にはU-20代表が好機を創出。しかし、岩崎のスルーパスから最終ライン裏に抜け出した田川のシュートはゴール右に外れてしまった。同10分には後方からのパスでPA内に進入した岩崎が好機を迎えるが、シュートは三浦に当たるとポストを叩いてしまい、追加点とはいかなかった。

 後半21分には磐田にゴールを脅かされるが好反応を見せた波多野が片手で弾き出し、得点を許さず。その後もU-20代表には追加点が生まれなかったが、磐田の反撃も許さずに1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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