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「試合前にそれをするのは馬鹿」クロップがトップ4入り目前のチームに釘を刺す

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ユルゲン・クロップ監督は勝ち点の計算をすべきではないと話す

[5.14 プレミアリーグ第37節 ウエスト・ハム0-4リバプール]

 リバプールは14日、敵地で行われたプレミアリーグ第37節でウエスト・ハムに4-0で快勝し、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内となるトップ4入りへ前進した。最終節で勝てば4位以内が確定する状況だが、ユルゲン・クロップ監督は戦う前から勝ち点の計算をすることに警鐘を鳴らしている。

 ウエスト・ハムとのアウェーゲームに臨んだリバプールは、前半35分にFWダニエル・スターリッジのゴールで先制すると、後半12分にはMFフィリペ・コウチーニョがドリブルから右足で突き刺して2-0。同17分にもコウチーニョが加点し、最後は後半31分にFWディボック・オリジが決めて4-0と勝負を決めた。

 この結果、リバプールは残り1試合で4位マンチェスター・シティと勝ち点1差、5位アーセナルと勝ち点4差の3位。下の2チームはどちらも2試合を残しているが、すでに降格が決まっているミドルスブラをアンフィールドに迎える21日の最終節で勝てば、4位以内が確定する。

 しかし英『BBC』によると、クロップ監督は「これまでの経験から言えることがある。最大のミスというのは、やってもいないうちから勝ち点を計算してしまうことだ」と、数字上の優劣は関係ないと見ているようだ。

「ミドルスブラには失うものは何もない。私たちとは対照的にね。これまでも、シーズンの最後まで全力でやり続けることを示してきたつもりだ。だからこういう状況は問題じゃない」

 クロップ監督はプレッシャーのないミドルスブラを警戒しつつ、「もし勝てば欧州CLに行くのにふさわしく、負ければふさわしくないということになる」と、現在の状況をシンプルにとらえている。

「ウエスト・ハム戦の前は良い雰囲気だった。次の試合でも雰囲気さえ良ければ、良いチャンスは作り出せるはずだ。だが、試合前から勝ち点を計算してしまうのは馬鹿だ。そんなことはしない」

 同じ主張を繰り返し述べたリバプールの指揮官は、ウエスト・ハム戦と同じように、再び目の前の相手を全力で倒しに行くと話した。


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