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モウリーニョ「トップ4を目指すクラブは、EL決勝を戦う私たちを羨ましく思うだろう」

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ELのタイトルを狙うジョゼ・モウリーニョ監督

 14日のプレミアリーグ第37節トッテナム戦を落としたことで、トップ4入りの可能性がついえたマンチェスター・ユナイテッドだが、ジョゼ・モウリーニョ監督はプレミア4位以内よりもヨーロッパリーグ(EL)のタイトルの方が重要だと考えているようだ。アメリカ『ESPN』が伝えている。

 ユナイテッドは14日に敵地でトッテナムと対戦し、1-2で敗戦。第36節アーセナル戦(0-2)に続くプレミア2連敗を喫し、2試合を残して来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内となる4位以上の可能性が消滅した。

 モウリーニョ監督はトップ4入りを逃したことについて、「私は怒っていない。なぜなら私たちは決断をしなければならなかったからだ」とコメント。続けて「ELの方を選んだわけではない。ただそうせざるをえなかっただけだ。アシュリー・ヤング、ルーク・ショー、マルコス・ロホ、(ズラタン・)イブラヒモビッチ、ティモシー・フォス・メンサーを欠いていたんだ。彼らが使える状態になったら、ローテーションを組んで、全ての試合に挑めるようになるだろう」と負傷者の影響が大きかったと説明した。

 ユナイテッドは4位以内を逃したことで、来季の欧州CLに出場するには、5月24日にストックホルムのソルナで行われるEL決勝でアヤックス(オランダ)に勝つしかなくなった。 モウリーニョ監督も「もしタイトルが残っているのならば、優先させるべきはタイトルだ」とELに照準を合わせる。

「もし決勝で負ければ、欧州CLでプレーできなくなる。そのことは重々承知している。だが、私たちはタイトルを獲得するために戦うつもりだ。他のクラブがトップ4を目指して戦う一方でね。彼らもタイトル争いができている私たちを羨ましく思うだろうさ」

 くしくも対戦相手であるアヤックスも14日に国内リーグの優勝を逃し、EL決勝に懸ける思いはユナイテッドと同じように強まっている。トップ4を逃したことについて「後悔はない」と腹をくくるモウリーニョ監督はオランダの名門を破り、来季の欧州CLへの切符を手にすることはできるだろうか。


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