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旭日旗使用禁止は“世界的認識” …韓国会長「戦犯旗は容認できない」

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大韓サッカー協会(KFA)のチョン・モンギュ会長が“旭日旗問題”に発言した

 大韓サッカー協会(KFA)のチョン・モンギュ会長が、サポーターが応援スタンドに旭日旗を掲げたことで処分を受けた川崎フロンターレについて発言した。

 4月25日に韓国・水原で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の川崎F対水原三星戦において、川崎Fの応援スタンドに旭日旗が掲げられた。旗は撤去されたが、同試合では両チームサポーターによる乱闘騒動が起こるなど、遺恨を残していた。

 後日、アジアサッカー連盟(AFC)は、この行為が差別行為や政治的意見を禁止する規約第58条に接触するとして、川崎Fに1年間の執行猶予付きでAFC主催大会のホームゲーム1試合の無観客試合を決定し、罰金1万5000ドル(約170万円)を命じた。

 KFA公式サイトによると、14日に行われたU-20韓国代表対U-20セネガル代表戦後に報道陣の取材に応じたチョン会長は、この“旭日旗問題”について「それぞれの国の国旗は当然使用することができるが、戦犯旗、韓国をはじめとするアジア各国が第2次大戦の間に多くの被害を受けたことを考えると、容認できない」と非難。「AFCが正しい決定を下し、国際サッカー連盟(FIFA)もこれに対して異議がないと考えている」と世界的な認識であると強調した。

 この問題については、川崎Fの藁科義弘社長が「旭日旗に政治的または差別的なメッセージは一切ないとお伝えしてきただけに、正しい認識が得られず残念。引き続き理解が得られるよう努力していきたい」と声明を出しているほか、Jリーグの村井満チェアマンも「前提として旭日旗は政治的、差別的なメッセージを含むものではないという認識がある。これは政府等もホームページで開示している内容を前提として置きながら、Jリーグとしても認識している」との見解を示している。

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