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[MOM2116]東海大仰星MF阪本晃洋(3年)_ 「僕からドリブルなくなったら何もない」。ドリブラーが危機救う延長V弾

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東海大仰星高MF阪本晃洋は決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.14 総体大阪府予選6回戦 東海大仰星高 1-0(延長)大商学園高 J-GREEN堺]

 苦しい戦いに決着をつけた。東海大仰星高は延長前半6分、左サイドから攻撃を展開。FW東龍星(2年)のクロスをニアサイドへ飛び込んだMF阪本晃洋(3年)が1タッチでゴールへ押し込んで決勝点を奪った。

「公式戦で点取れていなかったので、点というのは意識していました。サイドで良い形つくってくれて、僕もフリーだったので。最後はアシストしてくれたのがいいボールだったので決めるだけでした」

 この日は10番MF西田幸誠(3年)が負傷退場。「幸誠の分まで絶対に勝たないといけないと思っていた」という阪本は「僕からドリブルなくなったら何もないと思う」という武器のドリブルで再三局面を打開していたが、ゴールを奪うことができていなかった。

 後半2分に放った左足シュートは左ポストの外側へ。また「離すタイミング遅くて失うシーンとかもあったので、次の試合は離すタイミングとか仲間使うこともやっていかないといけない」と振り返ったように、判断が遅れてチャンスを逸することもあった。

 チームとしての詰めの甘さも感じている。それでも自身のゴールで勝って、準々決勝へ進出する権利を獲得できたことは何よりも大きい。「(昨年度全国4強という結果によって)色々プレッシャーがあるんですけど、それを跳ね返したら去年以上のチームができると思っているんでプレッシャーをプラスに変えていければいい。自分はまだまだ監督の信頼とか薄いと思っているんで、去年は10番の(松井)修二くんとか偉大でしたし、僕も絶対的な存在になりたい」。継続して活躍して、チームの勝利に貢献して、チームにとって絶対的な存在になる。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2017

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