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初戦での大会初ゴールにホッ…!? 決勝点の堂安律「だいぶ楽ですね」

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U-20日本代表MF堂安律(G大阪)

[05.21 U-20W杯GL第1節 U-20日本 2-1 U-20南アフリカ 水原]

 攻撃の軸が世界大会初戦で、いきなりゴールという結果を残した。決勝点を記録したU-20日本代表MF堂安律(G大阪)は、チームの白星発進、そして自身の大会初ゴールに喜びを表した。

 前半7分にオウンゴールでいきなり先制点を献上。しかし、「ピッチ内での焦りはなかった」(堂安)と試合を進めていく。すると、徐々にボール保持率を高め、「前半の後ろの方はボールも回り始めて、後半に入ればもっと(相手が)空いてくることはハーフタイムでも意思疎通できたし、全然慌てることはなかった」。後半3分にFW小川航基(磐田)のゴールで同点に追い付くと、同27分に堂安が魅せる。

 左サイドから切れ込んだMF遠藤渓太(横浜FM)からボールを呼び込むと、PA内に進入しようとするFW久保建英(FC東京U-18)にダイレクトパス。自身も前線へと走り込み、「後ろ」と要求してリターンパスを受けると、左足ダイレクトで合わせてネットを揺らし、決勝点となるゴールを奪った。

「タケ(久保)とは練習でもああいうプレーはよくあった。やっぱり賢い選手なので、ああいうところを見ていると感じたので走ったし、ナイスボールをくれたと思います」。チームに勢いがつくような2-1の逆転勝利での白星発進。「苦しかったけど、勝ち切れたのは大きい」と安堵の表情を浮かべると、24日の次戦ウルグアイ戦に向けて、「初戦で勝てたし、もう緊張もほぐれていると思うので、逆に食ってやろうという気持ちです」と力強く語る。

 昨年10月のAFC U-19選手権ではグループステージを無得点で終え、「なかなか点を取れなかった」と大会初弾は4試合目の準々決勝タジキスタン戦だった。しかし、今回は大会初戦で初ゴールを記録。初戦で乗った男は「だいぶ楽ですね。気負わずに次に臨める」とさらなる爆発を誓う。

(取材・文 折戸岳彦)
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