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久保裕也、来季CL逃す…ゲントは優勝PO3位でEL予選へ

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FW久保裕也は4試合連続ゴールとはならず

[5.21 ベルギーリーグ・プレーオフ1第10節 クラブ・ブルージュ2-1ゲント]

 ベルギーリーグは21日、優勝を懸けて戦うプレーオフ1の最終戦となる第10節を行った。FW久保裕也の所属する3位のゲントは、敵地で2位のクラブ・ブルージュと対戦し、1-2で敗戦。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)国内上位予選に進める2位を逃し、3位でヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦に回ることになった。先発フル出場した久保は、連続ゴールが3試合でストップ。ゲント加入後、17試合11得点でシーズンを終えた。

 来季の欧州CL国内上位予選への出場権を懸け、勝ち点1差で迎えた直接対決。ゲントは勝利、クラブ・ブルージュは引き分け以上で2位が決まる状況でこの一戦を迎えた。

 3-4-3の右ウイングで先発した久保は前半11分、FKのセカンドボールに反応し、PA手前右から左足でダイレクトシュートを放つ。しかし、ゴール前の味方に当たり、枠を外れた。

 ゲントが2-1で逆転勝利を飾った4月2日の前回対戦と同じく、先手を取ったのは再びクラブ・ブルージュ。前半24分に右CKからニアのFWウェズレイが右足で合わせ、ゲントGKロブレ・カリニッチに触られながらもネットを揺らした。

 久保は前半アディショナルタイム1分に裏へのボールに走り込み、PA内で相手GKに倒されるが、判定はノーファウル。ゲントは1点のビハインドを背負って前半を折り返した。

 後半は攻撃のギアをさらに上げ、序盤から相手ゴールに迫るゲントだったが、あと一歩のところで得点が生まれない。すると、後半12分にクラブ・ブルージュのMFハンス・バナーケンに右足のミドルを叩き込まれ、2点差となってしまう。

 後半21分には、中盤の主力であるMFダニイェル・ミリチェビッチが筋肉系のトラブルで負傷交代。試練が続く中、同25分にMFケニー・ハサン・サイフが意地を見せた。左ウイングバックながら流れの中で右サイドに移動し、ドリブルでPA内右まで強引に突破。最後は左足でゴール左隅に流し込み、1点を返した。

 1-2としたゲントは最後まで攻め続けたが、そのままのスコアで試合終了。クラブ・ブルージュとの直接対決で敗れ、来季の欧州CL出場権を逃した。


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