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“EL置き土産”サン・シーロが本田に歓喜…462日ぶりの思いのこもったFK弾!!

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MF本田圭佑が高い集中力からFK弾を決めた

[5.21 セリエA第37節 ミラン3-0ボローニャ]

 背番号10の意地を見た。ミランは0-0の均衡を破るべく、MF本田圭佑を後半13分からピッチに送り込む。今季先発した試合以外では、最長の出場時間が与えられることになった。

 すると本田の登場から明らかに流れが変わる。後半20分にドリブルで切り込んでシュートを打つなど積極的なプレーを見せると、同24分にはFWジェラール・デウロフェウの先制点が生まれる。

 そして後半28分だ。ゴール中央の位置でFKを獲得すると、本田がボールをセット。見るからに高い集中力を感じさせると、左足から放たれたシュートは、GKの手を弾いてゴールラインを越えていった。本田のセリエAでのゴールは16年2月14日のジェノア戦以来、462日ぶり。活躍のない背番号10に目の肥えたイタリアのサッカーファンは辛らつな意見を投げかけがちだった今季だが、この時ばかりは本拠地サン・シーロが歓喜に包まれた。

 後半アディショナルタイムにもFWジャンルカ・ラパドゥーラがゴールを重ねたミランは、3-0で勝利。6試合ぶりの勝利は6位を確定させることになり、来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権(予選3回戦)を獲得した。試合後、ミランイレブンはビンチェンツォ・モンテッラ監督を胴上げするなど、喜びを爆発させた。

 本田とミランの契約は今季限りで満了することになる。奇しくもEL出場権が“置き土産”となる形になった。


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