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浅野所属シュツットガルトが2部優勝で昇格決める、テロッデは2年連続の2部得点王に

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シュツットガルトが1年での1部復帰を決めた

[5.21 ブンデスリーガ2部第34節 シュツットガルト4-1W・キッカーズ]

 ブンデスリーガ2部は21日、第34節を行い、FW浅野拓磨の所属する首位シュツットガルトはホームで17位W・キッカーズと対戦し、4-1で快勝した。ベンチスタートの浅野は3試合連続の出番なしで最終戦を終えたが、チームはリーグ優勝を決め、1年での1部返り咲きを果たした。

 引き分け以上なら自力で昇格が決まるシュツットガルトは前半32分に先手を取った。鋭いカウンターで相手ゴール前まで迫ると、FWダニエル・ギンチェクが落としたボールに走り込んだDFマティアス・ツィマーマンが約25mの位置から右足を一閃。鮮やかなミドルシュートがゴール左隅に突き刺さった。

 1-0で折り返した後半もシュツットガルトのペースが続く。後半4分、FWシモン・テロッデがDFラインの裏に抜け出し、GKとの1対1から左足シュートを放ったが、ゴール右へ。同5分にもゴール正面から右足で狙ったが、枠をとらえられず。それでも後半14分にエースがついにゴールネットを揺らした。

 自陣PA内でDFティモ・バウムガルトゥルがスライディングタックルでボールをカットし、一気に前線へロングパス。相手DFがかぶって抜けてきたボールをテロッデがつないでギンチェクがドリブルで持ち込み、GKを引き付けてテロッデにプレゼントパス。テロッデは滑り込みながら押し込み、2試合ぶりとなる追加点を決めた。

 引き分け以下なら3部降格が決まるW・キッカーズも意地を見せ、後半33分に1点を返して1-2と追い上げるが、その2分後の同35分、シュツットガルトは自陣でインターセプトしたバウムガルトゥルがそのままドリブルで持ち上がり、右サイドのスペースにスルーパス。PA内右に走り込んだギンチェクが丁寧に折り返し、テロッデが難なく左足で流し込んだ。

 得点ランキングトップに立つエースは今季6度目のドッペルパック(1試合2得点)を達成。シュツットガルトは後半43分にもギンチェクが強烈な右足ミドルでダメ押しゴールを叩き込み、4-1と勝利を決定づけた。ギンチェクはこの日、1ゴール3アシストの活躍。テロッデは今季通算25ゴールとし、ボーフム時代の昨シーズンに続いて2年連続の2部得点王に輝いた。

 2試合ぶりの白星で勝ち点を69に伸ばしたシュツットガルトはリーグ優勝を飾り、最終節で引き分けたハノーファーが勝ち点67で2位。降格組の両チームが1年での1部復帰を決めた。勝ち点66のブラウンシュバイクは3位フィニッシュとなり、1部16位ボルフスブルクとの昇降格プレーオフに回る。また、敗れたW・キッカーズは17位が確定。最下位のカールスルーエとともに来季は3部リーグに降格することが決まった。

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