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[MOM2122]高島GK橋本聖(2年)_PK戦で味方が連続失敗も…守護神が脅威の3連続セーブ!

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PK戦1人目、高島高GK橋本聖が左へ跳んでストップ

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.21 全国高校総体東京都予選1次予選2回戦 専修大附高 3-3(PK1-3)高島高 駒沢第2]

 高島高の山崎篤史監督は「神がかっていました。持っていますね」と教え子が見せた圧巻のセービングに舌を巻いていた。3点ビハインドを追いついてPK戦に持ち込んだ高島だが、先行で迎えたPK戦で1人目と2人目が続けて失敗してしまう。

 だが、「新人戦で東京成徳とやった時に3本連続で止めて、それから練習でも自信があって、今回もPK戦が始まる前から先生たちも行けると声をかけてくれていた」というGK橋本聖(2年)が、相手の入り方や蹴り方を見て見事に1人目と2人目を連続でストップ。1人目のシュートを読み切って左へと跳んで止めると、2人目のシュートも右への跳躍ではじき出した。

 そして味方が成功して迎えた3人目、本人は「たまたま」と振り返っていたが、状況を考えて、左足で対角線上に放たれた相手のシュートを右へ跳んで三度セーブ。会場がどよめいた3連続セーブによって、高島が東京ベスト18入りを決めた。

 地区トレセン活動であまり良いプレーができていなかったという橋本だが、向井浩二朗コーチの「それを試合を活かせ」という声に発奮。この日は3失点したものの、橋本は前半から再三好守を見せてチームを支え、PK戦で主役となった。

 次はV候補の國學院久我山高と1次予選決勝で対戦。「チームとして勝ちたいんですけど自分の力がどのくらい通用するか。結果で勝てたらいい」と意気込む2年生GKが、再びそのビッグセーブでチームを救う。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2017

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