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「愛されなかったが記憶に残るだろう」本田圭佑に伊メディア「背番号10を選んでいなかったら」とも報道

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ミランを退団するMF本田圭佑に伊メディアは…

 21日のボローニャ戦終了後、今シーズン限りでミランを退団することを発表した日本代表のMF本田圭佑について、ミラン情報サイト『ピアネタ・ミラン』が22日、特集を組んだ。

 本田にとってボローニャ戦は、ホームのサン・シーロで行われるラストマッチとなる。今シーズンは構想外となり、出場機会を極端に減らしていたが、「準備は万端」であった。突然、ヨーロッパリーグへの出場の可能性が懸かった大一番で、FWカルロス・バッカに代わり58分から出場すると、73分には左足でFKを振りぬき、今シーズン初得点をマーク。試合の流れを変え、ミランに勝利をもたらす活躍をした本田について、同サイトは「ホンダ、サンシーロでの最後は主役級」と称えている。

 また「ティフォージ(サポーター)から愛されなかった」ことにも触れている。本田は「良いテクニックを持っており、戦術的には貴重な選手であり、頭も良い。それに非常にプロフェッショナルな選手だ」として、愛されなかったことを疑問視した。一方で、「マーケティング目当てで獲得したというレッテルが貼られていた」ことが影響していたとも推測している。このため、もし本田が背番号10番以外を選んでいたとしたら、ミランのサポーターの態度は違っていたのかもしれないと指摘した。

 それでも本田は腐ることなく、「模範的なプロ選手であり続けた。加入した初日から、コンディションを保つために労を惜しまなかった」ため、「彼を指導した監督は全員、彼について好印象を持っていた」と伝えている。このため、「ミランでは大成功を収めることはできなかったが、足跡はしっかり残した」と分析した。

 ボローニャ戦では、ゴールという形でサポーターにプレゼントを送った本田は「決して愛されることはなかったものの、おそらく以前よりは喜ばれ、記憶されるだろう」と締めくくっている。

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